非合理的でもタロット占いを信じる人の心理

認知バイアスや、占い師の話術の力が大きい

なぜ人は占いを信じてしまうのか?(写真:Wiro Klyngz / PIXTA)

昔、オカルトブームというのがありました。1990年代におきたオウム真理教関係の一連の事件などによってそのブームはいったん鳴りを潜めたと言われるのですが、最近またブームが盛り返してきているように見えます。

タロット占いが「当たった」気がする理由

合理的ではないものを闇雲に避けるのではなく、非合理的だったり実証できなかったものに対して、なんとか理解しようとする態度があらためて支持を集めてきている……というか。

当記事は、マンガ新聞から転載です

今回ご紹介する『アナタもワタシも知らない世界:オカルト万華鏡』は、単に「こういうオカルト現象がありました、こわいですね」という内容ではなくて、それについてどう考えることができるのかを作者が頑張るという内容です。『美味しんぼ』のオカルト版、とでもいいましょうか。たとえば最新刊である第3巻の冒頭では「タロット占い」が題材になっています。

タロットで占ってもらうと、何故か当たった気がする、それは何故なのか。著者はこの問いを占星術の研究でも知られる鏡リュウジ氏と、先日DOMMUNEで現代オカルトの歴史を解説したタロット研究家でもあるバンギ・アブドゥル氏にぶつけます。

”タロットがなぜ当たるのか
多くの古いタイプのオカルティストたちはタロットの魂が働きかけるのだとか念力でカードを選んでいるのだとか言いましたし?あるいは潜在的なサイキック能力を喚起するのだとも
そして科学的に説明する人は「認知バイアス」つまり思い当たるようになんでも自分がこじつけるのだとも言います
(中略)
でもたぶんタロットって人間の想像力をすごく刺激する?いろいろなイマジネーションをわかせるものなんだと思いますよ?”

これは、鏡氏の回答。

次ページ依頼者の願望を引き出す話術
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スクープ! 積水ハウス地面師事件<br>「封印された報告書」の全貌

「なぜ積水はだまされたのか」。2年前の地面師グループによる大型詐欺事件。謎を解く同社の内部資料を本誌が独自に入手した。だまされた積水が調査報告書の公開を拒む理由は。取引を承認した役員が現在も要職にある“闇”をいま明かす。