激励の言葉をきちんと相手に届けるためには、その前に相手に寄り添い、この人に理解してもらえたと思ってもらうことも必要です。では、どのように効果的に励ますのか、4つのステップをご紹介します。
相手の心に火をつける4つのステップ
まず1つ目のステップは「受容」です。ここでは相手が置かれている事実や状況をしっかりと受け止めます。よくやってしまいがちなのは、相手が緊張したり、落ち込んでいるのに、「リラックスしろ」「もっと元気を出そう!」など、相手の置かれている状況を否定してしまうことです。実際に自分がこの言葉をかけられても、あまりやる気が出るとは思えませんが、つい人には言ってしまいがちですね。
こういう場合にはまずは相手の感情や置かれている状況を理解していることを示さないと本気で励ましているつもりでも逆効果になります。相手の心が不安な感情でいっぱいのときにいくら前向きな言葉をかけても入る余地がないからです。まずは相手の気持ちをいったん酌み取って、励ましの言葉が入る余地をつくるのです。よい例と悪い例で比較してみましょう。
相手が「この人はわかってくれている」と思ったら次の「承認」のステップです。ここでは受容した感情をポジティブにとらえ直してプラスの感情に変えていきます。逆境と思われる状況でも逆転の発想でとらえ方を変えるのです。
→緊張しているのはこれまでしっかりと準備をしてきた証拠
→不安だったり心配になるのはそれだけ相手のことを大切に思っているから
→この問題を乗り越えれば大きな成長につながる。つまりこれはチャンスだ
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