アメリカがチームスポーツに強い意外な理由

「人を動かす」シンプルな話し方に秘密がある

4つを組み立てるだけで違ってきます(写真:wavebreakmedia / PIXTA)

人種も言葉もさまざまな選手たちを率いるヘッドコーチ

アメリカには4大スポーツがあります。ベースボール、アメリカンフットボール、アイスホッケー、バスケットボール。これらのスポーツに共通しているもの、それは「チームスポーツ」であるという点です。

でも、よく考えてみると、人種も言葉も、ましてや宗教も違う人々がいるアメリカという国で、なぜチームスポーツがこれほど強いのでしょうか?

その理由の1つに、試合前にチームの士気を高め、本来持っている力を引き出すヘッドコーチの言葉の力があります。

試合前、選手たちは緊張や不安でいっぱいです。練習どおりに力を発揮できるのか? フォーメーションは頭に入っているのか? 相手チームのデータは頭にたたき込んでいるのか? おそらくそれぞれの選手が頭に描いていることはさまざま。そんな中、ヘッドコーチは試合前のロッカールームで選手たちにひと言、声をかけます。そして、その言葉を聞いた選手たちは、感動で心を震わせフィールドに飛び出して行きます。

それをアメリカでは、「PEP TALK(ペップトーク)」と言います。拙著『たった1分で相手をやる気にさせる話術 PEP TALK(ペップトーク)』に詳しく記していますが、ペップとは、もともと「元気、活気」という意味で、ペップトークは緊張や不安をやる気に変え、本来持つ力を最大限に引き出す話し方として、ビジネス、政治から日常生活にまで広く取り入れられるようになりました。

次ページ映画で有名なシーンにも
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
小売り、外食…<br>値決めの勝者と敗者

値下げをすれば客が来る、値上げをすれば客が減るという常識が通用しない。「65円靴下」などの激安セールでも客離れに泣くしまむら。一方で、壱番屋やリンガーハットは値上げをしても客足は遠のかない。勝敗の分岐点はどこにあるのか。