飲み過ぎは逆効果?サプリメント依存症の危険 摂取しすぎでサプリが効かない??

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サプリより医薬品

自己判断で効能効果のわからないサプリに頼るよりも、食生活の見直しが大切。とはいえ、ポテチやチョコ好き、お手軽なファストフードも手放せないことはあるだろう。ビタミン類やミネラルを補うために野菜ジュースを飲んでも、やっぱり元気は出ない。そんなときはどうすればよいのか?

「効能効果を期待するならば、臨床試験を経て厚労省から承認を受けた『一般用医薬品』を活用するのが一考です。ビタミン類などが入った一般用医薬品について、ドラッグストアの薬剤師さんに相談してみてください」(西﨑副院長)。

単なる食品分類のサプリの中には、期待されている成分がきちんと入っていないものや、逆に、人体に悪影響を及ぼす成分が混じっていることもある。健康に役立つと思って飲んでいても、まったく好影響を及ぼさないどころか、肝障害や腎障害などで命の危機に直面した人が実際にいるので注意が必要。サプリ選びは、信頼できる会社の製品を選ぶことが大切。厚労省がお墨付きを出している効能効果を期待するならば、医薬品や特定保健用食品を選択するなど、使い分けが肝心となる。

「栄養素を補うためのサプリの活用は、決して悪いことではありません。ただし、頼りすぎないようにしていただきたい。頼りすぎることによる人体への悪影響も少なからずあるのです」と西﨑副院長は警鐘を鳴らす。

安達 純子 医療ジャーナリスト

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あだち じゅんこ / Junko Adachi

東京生まれ。医療ジャーナリスト。医学ジャーナリスト協会会員。大手企業のOLから転身。フリーランスの雑誌記者としてさまざまなジャンルの取材を行う中で、病気の発生メカニズムに興味を持ち、医療関係の記事の執筆に比重を置くようになった。現在は、先進医療といった最新の医療状況をはじめ、免疫疾患や感染症などに強い関心を持つ一方で、生活習慣病といった身近な病気を対象とした記事を数多く新聞等で連載中。身体に個人差がある中で、その人にとっての健康とはなにか。病気の仕組みはどこまで解明できるのか。また、未知の病気の正体はどこにあるのかなどをテーマに現在取材を進めている。

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