20代「共働き早婚」が30代婚よりお勧めの理由 リスクもあるが早めに一緒になるメリット大

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なお、式では、「Y=600万円」×必要貯蓄率としていますが、Yは「将来の平均」なので、毎年の必要貯蓄額は、「現在の手取り収入×必要貯蓄率」として、手取り収入の変化とともに変化していくと考えて構いません。これが、人生設計の基本公式の基本的なアプローチです。純花さんの場合で考えると、現在の手取り年収220万円×21.58%=47万4800円となり、毎月では、約4万円の貯蓄が必要になります。このように考えていただくと、人生設計の基本公式が実行しやすくなるのではないかと思います。

2人の手取り年収が増えれば必要貯蓄率は大きく減少する

さて、今度は結婚した場合を想定してみましょう。交際している同じ年の前原智陽さん(25歳・会社員、同)の「今後の平均手取り年収」は600万円、「現在資産額」は30万円、「年金額」は180万円とします。合算して「必要貯蓄率」を求めてみましょう。なお、子どもはこの時点では考えないことにします(生まれた場合は、教育費などとして現在資産額から引いていきます)。

村田純花さん(25歳・会社員)・前原智陽(25歳・会社員)が結婚した場合の家計
家計の今後の平均手取り年収(Y)1200万円
(現在の手取り年収ではなく、残りの現役時代の年数も考え、これからもらえそうな年収を考えて記入します)
老後生活比率(x)0.5倍(老後、現役時代の何割程度の生活水準で暮らしたいかを設定します。年収が多いので5割まで下げることができます)
年金額(P)360万円(2人とも厚生年金を受給するとして、受給までに30年以上あるので手取り年収の3割として計算)
現在資産額(A)80万円(現在の2人の貯金額の合算)
老後年数(b)35年(65歳から100歳まで生きると想定した年数)
現役年数(a)40年(65歳まで働くことを予定しているので40年)

さて、2人の手取り年収は1200万円と豊かです。老後も「その5割の生活水準」とはいえ、600万円は必要なわけですが、必要貯蓄率はどのくらいになるでしょうか。

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