日本発のファストファッションGUの野望 ジーユー・柚木治社長に上海で直撃

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――同時出店をすることでジーユーとユニクロが食い合う懸念は。

上海店。地上階はユニクロ。地下にジーユーがある。

食い合いはほとんどない。実際、日本で隣同士とか同じ建物の上下という形でたくさん出店しているが、むしろ相乗効果のほうが上回っている。「とりあえず、あそこにジーユーとユニクロがあるから服買うときには行ってみよう」という効果が大きい。だから、この上海店を成功パターンにしていくことが、グループ全体の海外戦略でもすごく大事だ。

――海外出店の位置づけをどのように考えていますか?

ジーユーの今後の成長ドライバーとなるのが海外市場だ。まずは中国、韓国などを含むアジア。その後がヨーロッパとアメリカだ。アジアのほうが日本発のブランドとして親和性が高い。アジアでの展開を通してジーユーのレベルをもっともっとブラッシュアップし、最終的に欧米に出て行こうと思っている。

■プロフィール

ゆのき・おさむ
1965年生まれ。88年伊藤忠商事入社、GEキャピタル・コーポレーションを経て、99年にファーストリテイリング入社。2000年に同社執行役員。07年ユニクロ執行役員。08年GOVリテイリング(現、ジーユー)副社長、10年に社長就任。11年の社名変更でジーユー社長に。

秦 卓弥 東洋経済 記者

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はた たくや / Takuya Hata

流通、石油、総合商社などの産業担当記者を経て、2016年から『週刊東洋経済』編集部。「ザ・商社 次の一手」、「中国VS.日本 50番勝負」などの大型特集を手掛ける。19年から『会社四季報 プロ500』副編集長。21年から再び『週刊東洋経済』編集部。24年から8年振りの記者職に復帰、現在は自動車・重工業界を担当。アジア、マーケット、エネルギーに関心。

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