「ポイントを貯めては消失する人」の残念思考

知るべきは「貯め方」より「使い方」だ

交換する際は、日ごろ自分がよくおカネを使っている場面や場所を思い浮かべて、そこで使いやすい電子マネーや共通ポイントを選ぶのがコツだ。交換率だけにこだわると失敗することもあるからだ。

筆者は以前、クレジットカードのポイントでやたらとPontaが貯まってしまい、使い先に困ったことがある。頼みのコンビニも、ローソンだけが近所になかったのだ。最寄り駅エリアにローソンが開店した時は、実にホッとしたものだ。それからは、ワインやビール類をPontaで購入し、小遣いを節約している。

ポイントをモノに変えるなら、高級牛肉はご法度

使途の汎用性が高い現金や電子マネー、共通ポイントに形を変えるのが、ポイントを使いやすくするコツだと書いたが、違う選択肢もある。必ず使うモノや用途に交換しつつ、日ごろの節約につなげる方法だ。

クレジットカードの中には、ポイントをコーヒーチェーンのプリペイドカードにチャージできるものがある。dカードはたまったdポイントを、ドトールバリューカード、スターバックスカードにチャージできる。JCBのOki Dokiポイントも同様、また、三井住友VISAワールドプレゼントポイントはスタバに加えてタリーズのカードにもチャージが可能。頻繁にカフェでコーヒーを飲む人なら、その分出費が減らせるだろう。

モノに交換する場合も、ぜひ同じ考え方をしてみよう。筆者はポイントを食品に交換する場合は、特別感のある鰻や牛肉などではなく、オリーブオイルや味噌など毎日使う調味料を選ぶようにしている。必ず必要になるもので、かつ自分ではなかなか買えない価格帯のワンランク上の品物が手に入るからだ。男性なら、こだわりの豆を使ったコーヒーや、地ビールや焼酎などの嗜好品もいいかもしれない。家計費から代金を支払うことなく、いつもよりちょっと良いものが手に入るわけだから、満足度の高い使い道だと思う。

自分が毎日のように買っているものをポイントで代替えできれば、その分大事なおカネを目減りさせずにすむ。ポイントを特別な日のためのモノではなく、普段のモノのために使える人が、「節約達人」の呼び名にふさわしいのではないだろうか。

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