「低学力の生徒にこそeラーニングが必要だ」

すららネット社長ロングインタビュー

小林:なるほど。それで、グロービス・キャピタル・パートナーズから出資を受けることになったわけですか?

湯野川:簡単に話がまとまったわけではありません。私はベンチャーリンク時代に資金調達などまったく経験したことがなかったので、やみくもに出資を求めて回るしか術がありませんでした。だから、「当社はもっと大口の出資しかやっていないので……」とかいった具合に断られ続け、ほとんどが門前払いでした。その中で唯一、話を聞いてくれて、しかも1週間後に自立学習スクールを実際に見にきてくれたのがグロービス・キャピタル・パートナーズで、2011年に同社から出資を受けるところまでこぎ着けました。もっとも、初年度の2011年決算では7000万円の赤字を計上したわけですけど。

小林:そうしますと、ちょうど資金調達を行ったのはリーマンショック(2008年9月)の名残もある時期で、かなり厳しい環境下にあったわけですね。

湯野川:同年には東日本大震災もあり、逆境の中で、まさに手探りでのスタートでしたね。ただ、もともとベンチャーリンクは経営者にフランチャイズ事業を売るというスキルに長けていて、子ども向けの「7つの習慣」を塾や学校に販売する営業部隊も持っていました。だから、私も同じような感覚で、塾や私立学校の経営者に課題を解決するツールとして提案して回りました。

進学塾ではなく補習塾を中心とした展開に

小林:御社の資料によれば、低学力の子どもたちにフォーカスを当てたeラーニングの教材を塾や学校に販売されているとのことですが、そうしますと進学塾ではなく補習塾を中心とした展開になってくるのでしょうか?

すららネット「成長可能性に関する説明資料」より(画像:Signifiant Style)
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