「脳の記憶補助装置」が人の生き方を変える

ナレッジスイート社長ロングインタビュー

村上:「ナレッジスイート」や「GEO CRM」を通じて、営業社員が効率的に顧客を管理できるようになれば、会社経営にもメリットも出てきますね。

顧客の成長なくしてビジネスの成功なし

稲葉:僕らがやってるのは中小企業の働き方改革なんです。中小企業の社員は必ず1人で何役もこなさないといけません。「ナレッジスイート」と「GEO CRM」を通じて、その効率化を推進したいんです。たとえば、営業であったとしても、今月の会社の売り上げや見込みの数字をまとめてレポートにして出せと言われたら出さないといけないわけですよね。その作業をしている間は営業本来の仕事はできない。でも僕らのサービスを使えば、ボタン1つでそうした情報を出すことができます。つまり、こなさなければならない役割の1つをクラウドサービスがやってくれるんです。中小企業ではまだ仕組み化されていない業務を、クラウドコンピューティングを使えば再現性高く効率的にできるようになるんです。

当時は格式あるテレビや新聞にベンチャーが広告を出すなんてありえなかったんです(写真:ナレッジスイート)

村上:顧客開拓の視点からは、中小企業にこのサービスによって実現できる世界を説明するには説明コストがかかるのではないかと思ったんですが、このサービスはある程度プッシュ型で営業しないと価値を理解してもらえないのか、それともインバウンドで顧客が入ってくるものなのか、どちらなんでしょうか?

稲葉:ここは自慢したいポイントなんですが、顧客はすべてインバウンドなんです。月平均で500社程度の問い合わせが来ます。事業を始めた当初、新聞や雑誌に広告をバーンと載せたのが大きかったです。当時は格式あるテレビや新聞にベンチャーが広告を出すなんてありえなかったんですが、それをやりました。雑誌とインターネットにも広告を載せて、3カ月で5000万円以上を使ったと思います。それを続けてSEO対策を実施したことで、その後、絶えず問い合わせが来ています。

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