アマゾン・グーグル、AIスピーカー大幅値下げ

年末商戦で

1月3日、米アマゾン・ドット・コムと米アルファベット傘下のグーグルは2017年の年末商戦でそれぞれの人工知能(AI)スピーカーを大幅に値下げして売り出した。写真はアマゾンのAIスピーカー。ニューヨーク市で2017年5月撮影(2018年 ロイター/Shannon Stapleton)

[サンフランシスコ 3日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>と米アルファベット<GOOGL.O>傘下のグーグルは2017年の年末商戦でそれぞれの人工知能(AI)スピーカーを大幅に値下げして売り出した。

アナリストらによると、1台あたり数ドル損失を出した可能性がある。349ドルのAIスピーカーを発売予定のアップル<AAPL.O>と対照的な戦略だ。

アマゾンとグーグルは米国の休暇時期に、最も小型のスピーカー「エコードット」と「ホームミニ」を最安29ドルへ値下げした。

アップルは自身のAIスピーカー「ホームポッド」を、当初の予定だった17年に出荷することができず、18年初めに販売するとしている。

エコードットとホームミニはホームポッドほど音質は良くない。ただ消費者は、エコードットやホームミニを一度備えてしまえばより上質で高価なホームポッドを必要としないかもしれない。アマゾンとグーグルの中型版スピーカーはこの時期に79ドルまで値下げされた。

調査会社IHSマーキットの上級アナリスト、ポール・エリクソン氏は「このような価格設定は消費者にとって最高である一方、アップルにとっては良くない」と述べる。

アマゾンは年末商戦で何百万台ものエコードットを売り上げたと発表した。この時期最も売れた商品だったという。グーグルはホームミニの売り上げ台数を明らかにしなかったが、広報担当者は年末商戦の業績に非常に満足していると発言している。

アマゾンのAIスピーカーは、中国以外の新興国で市場をほぼ独占している。グーグルは僅差で2位だ。

両社は、スピーカーの値下げで、小幅な損失を出したか損益がなかっただろうとアナリストらは推測する。ABIリサーチの分析によるとエコードットの部品は31ドル相当で、ホームミニは約26ドル。諸経費や出荷費用、その他の費用は含まれていない。つまり値下げした商品においては損失を出した可能性が高い。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 内田衛の日々是投資
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • 就職四季報プラスワン
  • 「米国会社四季報」で読み解くアメリカ優良企業
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大赤字のソフトバンクグループ<br>それでも強気を貫く根拠

収益に大きな貢献を続けてきたファンド事業がグループの決算に大穴を開けた。事態急変でも孫社長は「反省はするが萎縮はしない」。強気の理由は何か。いずれにせよ焦点は上場申請を取り下げた米ウィーの再建だが、長丁場になりそうだ。