内定の合否を分けるのは「ちょっとした差」だ 26歳、半年転職が決まらなかった男の転換点

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転職で内定が取れる人と取れない人との差は、「ちょっとしたこと」にある (写真:Graphs / PIXTA)

第二新卒向けに就職活動のサポートを続け、多くの人たちを見てきた。そこで見てきたことは、内定が取れる人と取れない人との差は、“ちょっとしたこと”ということだ。

そのちょっとした差が何なのかを知ることで、転職活動をうまく進められる第二新卒が増えると思う。今回、代表的な転職活動のストーリーを紹介しながら、その“ちょっとしたこと”を説明していきたい。

休日出勤しても代休が取れない

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「今は土日も普通に休めていて、むしろちょっと暇なくらいです」。

芦田靖幸(仮名)さんが転職に成功したのは約半年前。「休日出勤が当たり前」という、典型的なブラック企業に勤めていた。が、残業時間も少なく、休日も普通に休める会社に転職することができた。転職活動をしていた当時とはうって変わり、余裕のある表情でそう答えた。

最初に出会ったのは、芦田さんが前職を退職し、転職活動を始めて約半年くらいが経過したタイミングだった。そのころは面接を受けても、不採用ばかりだったようで、表情もどこか自信がないような印象を受けた。ある程度の職歴があるのに、なぜか自分のやってきた仕事の自己評価が低く、前職の経験はアピール材料にはならないと思い込んでいる点に、疑問を感じたことを覚えている。

【第二新卒プロフィール】
仮名:芦田 靖幸
性別:男性
年齢:26歳(転職当時:25歳)
最終学歴:日東駒専レベルの機械工学科卒
在籍期間(1社目):1年7カ月
前職の業務内容:計装の施工管理
現職の業務内容:環境試験機の設計
次ページ休日にいつ呼び出されるか・・・
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