――余談ですけど、スタッフの北川さんがパーティでモテてしまうことはないのですか。僕は独身時代に料理教室合コンに参加したことがあります。料理の先生が圧倒的にかわいくて男性陣の中には先生目当ての人もいて、女性陣が白けていました。
残念ながら、そんな経験は1度もありません。大人数のパーティを1人で運営することもあるので、司会進行やカードの集計作業に集中しています。話しかけてはいけない雰囲気が出ているのかもしれませんね(笑)。
――前職は美容師さんだったそうですね。お仕事の面白さを教えてください。
いろんな業務を任せてもらえることです。予約の電話を取ったり、パーティの企画を立てたり、こうして取材の対応をさせていただいたり。全国各地の会場に行ってパーティの運営もします。自治体や企業とのコラボ企画もあって刺激になります。
自分が運営したパーティでカップリング率が高いと嬉しいですね。パーティをどれだけ盛り上げられるかがコツだと思います。司会進行の原稿はマニュアルですべて決められており、私は一言一句間違えないよう覚えていますが、でも、どんな言い方で司会をするのかは自分次第です。できるだけ盛り上げられるように工夫しています。
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ふんわりとした雰囲気だが、実は猛烈な仕事人である北川さん。広報だけでなく、婚活パーティの企画・運営の業務も前のめりで取り組んでいる。だからこそ、話に具体性と説得力があるのだろう。思わず個人的なことまで聞いてしまった。
少しの勇気と行動力があれば
晩婚さん連載の筆者としては、「年上女性編」のパーティに興味を覚えた。取材で40代以降の女性に会うと、男性に経済力やリーダーシップではなく素直さや若々しさを求める傾向を強く感じるからだ。そのような女性に魅力を感じる若手男性もよく探せば存在する。
世間一般の評価基準ではなく、自分自身がパートナーに何を欲しているのかをちゃんと見極めること。身だしなみを整えて、自分が求める人が多く集まる場に参加し、積極的に話しかけること。少しの勇気と行動力があれば、人は何歳になっても結婚できると思う。
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