恋活アプリに群がる残念な高年収男子の現実

健全な出会いもあるがとんでもないケースも

それだけ多くのアプリの登録をすると、男性からのお誘いも膨大な数に上る。婚活を開始したこの1年半で、マッチングアプリを通じて100人以上の男性と実際に会った。「熱心に口説かれると断るのが面倒くさい」という百合さんは、男性に求められるとついベッドを共にしてしまう。実際に、マッチングアプリ経由で会った男性のうち、約半数と肉体関係を結んだ。

このように、男性に対して比較的寛容な評価尺度を持ち合わせている百合さんを以てしても、あいた口が塞がらないようなダメ男が数多く存在する。しかも、意外なことにそうした残念な男性は、低収入ではなく、年収が1000万円を超えるハイスペック男であるケースが多いという。

たとえば、百合さんが最近「東カレデート」経由で出会った38歳の経営者A氏は、セクハラがひどかった。A氏のスペックは、杉並区住まいの身長168センチ、申告年収は1200万~1500万円。「てっきり紳士が来るもの」と百合さんは期待していた。

夕刻、待ち合わせ場所だった渋谷のカフェに現れたA氏を見てまず百合さんが感じたことは、「洋服がダサい」ことだった。座ったところが深めのソファだったこともあって、百合さんがテーブルに対して前のめりになって会話していると、A氏はいきなり「何? キスしてほしいの?」と発言。セクハラ感満載のA氏に対して、百合さんはこの時点でかなりドン引きする。

カフェを出て、青山にある隠れ家風和食屋に移動する2人。3階にあるその飲食店に向かうエレベーターの中で、何とA氏はいきなり百合さんにキスしようとする。百合さんは「やめてください」と抵抗して何とか難を逃れた。

店内に入り、横並びのカウンター席に座るや否や、A氏は大胆な行動を開始する。その日ショートパンツをはいていた百合さんに刺激されたのか、A氏はいきなり太ももを触ってきたのだ。そればかりでない。酒が進むに従って、A氏は胸まで執拗に触ろうとしてくる。A氏の幾度となく迫る魔の手に抵抗する百合さんは、食事を楽しむどころではなくほとほと疲れ果ててしまった。

そんな百合さんの気持ちを知る由もなく、帰りのエレベーターの中でもさらにキスを迫るA氏。強引に迫るA氏の勢いに、逃げ場を失った百合さんは思わず唇を許してしまう。店を出てから、渋谷駅まで歩く間も、ずっとA氏は「2人きりになれるところに行こうよ」「2人でいろんなお話がしたい」としつこくホテルに行くことを誘ってきた。

男性に対しては慈悲深い百合さんも、さすがにA氏の要求は受け入れずその日は帰宅した。後日、厚顔無恥にも「また会ってくれますか?」とメッセージを送ってきたA氏をブロックしてアプリ運営会社に通報したのは言うまでもない。

会って間もないのにやたらと下ネタを連発

同じく、「東カレデート」で会ったB氏も百合さんには印象深い男性であった。

B氏のスペックは抜群にいい。37歳、身長178センチ、職業は医師ゆえ、申告年収は1200万~1500万円というのも納得できる。B氏に会った百合さんの第一印象は、さわやかなイケメンだった。

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