
同油田のオペレーター(操業主体)はメジャーなど出資各社が参加した操業会社のNCOCが担っており、国際帝石も技術者を派遣している。カスピ海北部のカシャガン油田は、冬期には湖面が凍結するなど厳しい環境にあり、水深が3~6メートルと浅いため、大型船が使えず探査が難しい。人工島を造って採掘作業を行っており、コストもかさむ(写真)。
また、地元特産のチョウザメ(その卵がキャビア)など生態系への配慮も不可欠であり、原油に含まれる硫化水素が作業員に影響しないよう、その除去も必要だ。こうした悪条件下での開発技術を実地に習得することは、国際的なオペレーターになるための重要な実績となる。
今期から利益寄与、15年度に純利益100億円超の貢献も
国際帝石の業績に対する、カシャガン油田の寄与も今2013年度から始まる。インペックス北カスピ海石油は国際帝石の出資比率が45%(残りは石油天然ガス・金属鉱物資源機構〈JOGMEC〉が50%、石油資源開発と三菱商事が各2.5%)だが、実効支配によって国際帝石の連結子会社となっている。
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