LCCの爆安価格が「値札通り」に乗れないワケ

各種手数料を加えたら中堅より高い場合も

ピーチ(筆者撮影)

機内に持ち込める荷物の制限という点では、ピーチが最も使い勝手がいい。筆者はLCCを利用する機会が多いが、ノートパソコンや場合によっては一眼レフのカメラも持参することが多く、7kgと10kgでは大きな差がある。一方、フル・サービス・キャリアや中堅航空会社では手荷物を預けようが預けまいが、料金に差はない。

チェックインの締め切り時刻が早い

LCCの場合は、フル・サービス・キャリアに比べてチェックインの締め切り時刻が早い。ANAやJALでは便出発15分前までに保安検査場を通過すればよいが、LCCではジェットスター・ジャパンとバニラエアは30分前、ピーチも30分前(ただし関西空港と那覇空港では25分前)、春秋航空日本は35分前となっている。

エアアジア(筆者撮影)

旧エアアジア・ジャパンは45分前の締め切りだったが、新生エアアジア・ジャパンは30分前の締め切りとなった。LCCは搭乗締め切り時刻に1分でも遅れると搭乗できないのが原則であり、フル・サービス・キャリア以上に時間に余裕を持つ必要がある。新生エアアジア・ジャパンは過去の不満点が解消されている。

もし預ける荷物がない場合にはウェブチェックインをしておけば、チェックインカウンターに立ち寄る必要がなく、直接ゲートに向かえる。ウェブチェックインができるのはジェットスター・ジャパン、バニラエア、エアアジア・ジャパンの3社だ(非常口座席など一部対象外の場合もある)。

ジェットスター・ジャパン(筆者撮影)

iPhoneを持っているユーザーなら、ジェットスター・ジャパンで「Wallet」機能が使える。搭乗券をダウンロードしておくと、印刷しなくてもそのまま飛行機に乗れてしまう仕組みだ。ピーチや春秋航空日本では空港の自動チェックイン機もしくはチェックインカウンターでの搭乗手続きが必要となる。

LCCといっても、基本的なルールは同じでも、各社によって細かな違いがあり、利用者によってお得な場合と損な場合が出てくる。場合によっては、スカイマークやAIRDO、ソラシドエア、スターフライヤーなどの中堅航空会社のほうが総額は安いこともある。特に運賃を比較する場合には、すべてのオプション料金を含めた額で比較するといいだろう。

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日本初のLCC(格安航空会社)、ピーチ。国際線は台湾・韓国への短距離路線が中心だったが、中距離路線に参戦。東南アジア全域を狙う。拠点・関空は台風で混乱。新戦国時代に突入。