LCCの爆安価格が「値札通り」に乗れないワケ 各種手数料を加えたら中堅より高い場合も

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空港施設使用料だけでなく、支払手数料もLCC独自の仕組みだ。クレジットカード決済、コンビニ決済、空港カウンターなど、どの決済手段を使っても支払いを免れない。フル・サービス・キャリアや中堅航空会社では、航空券購入時に求められない。決済方法によっても額は異なるが、クレジットカード利用時の国内線では、ピーチは540円(11月15日より値上げ)、ジェットスター・ジャパンは500円、バニラエアは600円、春秋航空日本は430円、エアアジア・ジャパンは400円となっている。

バニラエア(筆者撮影)

大体の相場観としては、成田や関西などからLCCを利用する場合には800~1000円程度が手数料として上乗せされると考えるのがいいだろう。空港施設利用料の上乗せは理解できるが、「支払手数料はわかりにくい」という声が利用者から多く聞かれる。

支払手数料は、就航時に比べると値上げされており、公共交通機関における手数料文化に慣れていない日本人にとっては不思議なものである。海外のLCCの常識をそのまま日本にも持ち込んだ形であるが、支払手数料を別にすることで運賃を安く表示しているのが、LCCの特徴でもある。

全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)などのフル・サービス・キャリア、スカイマークやAIRDO、ソラシドエア、スターフライヤーなどの中堅航空会社は、ホームページ上に表示された運賃に空港施設使用料が含まれており、支払手数料もない。

手荷物を預けるオプション料金

春秋航空日本(筆者撮影)

LCCでは手荷物を預ける場合や事前座席指定をする場合にもオプション料金の支払いが必要になる。座る位置にこだわらないのであれば座席指定の料金を支払わなくても済むものの、旅行や長い出張の場合は、機内持ち込みの荷物だけでは厳しく、手荷物を預けるオプション料金の支払いは避けられない。

荷物を預ける場合には最低でも1000円以上はかかる(エアアジア・ジャパンでは1200円~)。航空料金に上乗せされるのも、セール表示価格どおりに乗れない要因だ。

無料で機内に持ち込める荷物の重量には制限がある。エアアジア・ジャパンとジェットスター・ジャパン(一部の運賃では10kgまで)は7kgまでだ。従来は10kgだったバニラエアも10月29日から7kgに変更された。ピーチは10kgまで、春秋航空日本は5kgまでだ。ただ、春秋航空日本の場合、セール運賃以外であれば預ける手荷物は15kgまで無料(機内持ち込みの荷物を含めて)となる。

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