何で敵のロボットは週に1体しか登場しないんだろう
僕が子供の頃、経済の“け”の字も知らなかった時分でも、アニメ番組を見ながら、戦車や戦闘機はたくさんあるのになぜ巨大ロボットは1機しかいないんだろう、敵側は毎週違うロボットを1機ずつ出すよりも、1カ月分まとめて一度に4機出せば勝てるのではないか、など空想していた。こうした疑問にきちんと向き合ってくれたのは、『機動戦士ガンダム』だった。登場するロボット(モビルスーツ)は、オンリーワンの存在ではなく、大量生産される機器である。補給部隊も登場し、戦争が物量の戦いであることを認識させてくれた。
設定上、ロボット1機当たりの制作費はどれくらいで、敵側の小国・ジオンはその費用をどうやって捻出していたのだろう。制作当時、スタッフはそうしたことも設定したのだろうか。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の作者である安彦良和氏に、「一年戦争のときの経済状態はどんな感じだったのでしょうか」と、お聞きしたことがある。
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