「抜歯」を免れない人が知っておきたい心得 強い痛みを起こすドライソケットを避けよう
(1)抜歯後2、3日経ってから痛みが増してきた
抜歯後の痛みは通常、抜歯直後がピークです。麻酔が切れた施術の2~3時間後が、最も痛みを感じるときだといえます。ドライソケットになってしまった場合は、麻酔が切れた瞬間よりも抜歯後2、3日経ってからのほうが強い痛みを感じるようになります。
痛み止めが効かない…
(2)痛みの程度がひどく、長引いている
痛み止めを飲んでもすぐ切れてしまう、痛み止めを飲んだのに効いているような感じがしないという症状がある場合は、ドライソケットを疑うことができるでしょう。「ちょっと痛いかも」といった程度ではなく、痛すぎて何も手につかないというような激痛が1週間以上続くこともあります。
(3)飲食時に痛みがひどくなる
食べたり飲んだりするときに痛みがよりひどくなります。これは、ドライソケットによって骨が露出しているために起こります。食べ物や飲み物が神経部分に直接触れるわけですから、痛みも激しいものになると予想できます。
(4)悪臭がする
ドライソケットになると、抜いた穴から悪臭がします。口臭が強くなったなと感じたり、話している相手の表情が気になったりしたときは、ドライソケットの可能性を疑ってみることができます。
(5)穴がポッカリと空いて白っぽい
骨が露出しているため、抜いた穴が大きく空いていて内部が白っぽく見えます。通常なら血の塊ができてきますので赤~濃い紫に見えることが多いのですが、白っぽい影が見えたらドライソケットの可能性を疑うことができるでしょう。
そもそもドライソケットになってしまう原因とはなんでしょうか?
①血の塊を流してしまった
「うがいのしすぎ」「何か吸う動作をして穴に吸引力がかかった」「舌でいじった」などが原因で、せっかくたまった血の塊が剝がれてしまうことがあります。再度、血の塊が形成されればいいのですが、そのままになってしまい、骨が露出した状態で維持されてしまうこともあるのです。
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