これがドイツ自動車大手の「EV量産戦略」だ

テスラなどの新興メーカーに対抗

写真は9月、上海で自社のEVブランド「Byton」のイメージを発表するフューチャー・モビリティのブライトフェルトCEO(2017年 ロイター/Aly Song)

[フランクフルト 4日 ロイター] - 独自動車大手BMW<BMWG.DE>とダイムラー<DAIGn.DE>は、従来型自動車を基に新しい電気自動車(EV)を量産できると考えている。米EV大手テスラ<TSLA.O>や他の新興メーカーの脅威をそらすには、より革新的なデザインを採用する必要があるとの一部関係者の懸念は無視する構えだ。

EV開発には2つの方法がある。テスラのように白紙の状態からデザインするか、内燃エンジン、電気モーター、またはハイブリッド型のいずれでも対応できる伝統的な自動車のプラットフォームを使うか、だ。

より広い室内スペースを確保できる

電気モーターはガソリンやディーゼル車のエンジンより小さいため、白紙状態から車体をデザインすれば、より広い室内スペースを確保することができる。

問題は、独特の車体デザインのための専用生産ラインと、新たな高額の工場設備が必要になることだ。

BMWは、車体に炭素繊維を使ったEV「i3」と「i8」の生産設備に巨額を投じたが、販売台数が伸びず、手痛い教訓となった。

「電気自動車を生産するのは簡単だ。だが稼ぐのは難しい」と、BMWの研究開発部門責任者のクラウス・フレーリッヒ氏は言う。

BMWが「i3」を発売した2013年以降、バッテリーの性能は40%向上。自動車メーカーは、ガソリン車に使われるものと同じ重い車台を使っても、1回の充電の航続距離が500キロの電気自動車を作れるようになった。

独自動車大手は、これによりEV専業メーカーより優位に立てると考えている。

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