50代を迎える女性が意識する肌ケアの基本 自己流は禁物、正しい理屈を知っておこう

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(2)刺激をあたえない

肌のためにできることは、「指の力を抜く」ことです。年代にかかわらず、肌をこすらないようにすることはお手入れの基本です。皮膚はティッシュ1枚と同じくらいの薄さです。そして、肌への刺激は、紫外線にあたったときと同じような状態を引き起こします。肌の奥のメラノサイト(色素細胞)を刺激して、しみができたり、くすんだりしてしまいます。

エステサロンでも、顔のお手入れのときは、お客様の肌が動かないくらいのやさしい力加減で、クレンジングやクリーム塗布を行います。

クレンジングや洗顔の後に水で洗い流すとき、ついつい指でこすってしまいます。指の力を抜いて、肌の筋肉が動かないくらいの小さな力で洗い流しましょう。

化粧水のパッティングはコットンではなく、手で丁寧に押し込みながら塗ることをおすすめします。コットンで化粧水を肌に浸透させるときは、エステティシャンは、お客様の肌が動かない程度に、やさしく肌を押す程度にしています。コットンを使用したい方は、力を加えないのが肝要です。

頰をパタパタたたくのもNG。目を覚ましたいときなどについついたたいてしまい、クセになっている方もいるかもしれませんが、今すぐやめましょう。

化粧水は保湿効果の高いものを選ぶ

(3)保湿成分を補う

クレンジングまたは洗顔後は、水分をよく拭き取って、化粧水をつけるのがいいでしょう。そのあとにつける美容液やクリームの成分が肌に浸透する呼び水となりますので、お手入れの効果が高くなります。

化粧水は50代からはアルコール、エタノールが入っていないものにして、ヒアルロン酸、コラーゲン、プラセンタなどの成分の入った保湿効果の高いものをおすすめしています。さっぱりタイプよりしっとりタイプです。オールインワンの化粧品を使っている方でも、化粧水をつけることが望ましいです。浸透がよくなりますので、肌に栄養分が届きやすくなります。

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