「オレ様」トークで女子に引かれる男の処方箋 うんちく男でも「聞き流されない」話法とは?

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まずは、1つ目の「オレって詳しい」うんちくトークについて。細部のこだわり、物事の裏側、流派の違い…………。オトコは物事を掘り下げたトークが大好きです。男性同士だと、うんちくトークで盛り上がることもありますが、残念ながら女性にはまず響きません。

女性といっしょにスポーツ(例えばサッカー)観戦している時、こんな会話をしたことはありませんか?

オンナ:わー、サッカー楽しい!
 オトコ:サッカーはフォーメーションが大事だよ。ラインの動き、すごいでしょ。
 オンナ:へぇ……。
 オトコ:ボールを持っていない時の動きが大事だよ。あ、あの選手!今走 るのサボった!
 オンナ:……(ちょっと黙っててもらってイイですか)。

ボクもかつてこういった会話をよくして、女性からどんびきされていました。これは仕事においても同じ。製品のスペック、資料の数字の出所や計算の仕方など、オトコは細かいうんちくを語りたがります。結果、製品の価値や資料の意味など、女性が本当に知りたい本質的なテーマについての話はおろそかに。

うんちくを語るとは、ものごとの理由や裏事情などの、蓄えた知識を披露すること。手品で言えば「種明かし」です。目の前で不思議な手品を見せられた時、男性は手品の種に興味が向かいますが、女性は手品が見せる奇跡や不思議に感動したい。感動する前に細かい裏事情を長々と説明されるから、女性は「コイツ、めんどくさい」と幻滅する訳です。

コツは「手品」を見せてから種明かしすること

うんちくトークが「めんどくさい」原因が「奇跡の前の種明かし」にあるとすれば、めんどくさいと思われないコツは、順序を逆にすること。つまり、自分がうんちくを語れるテーマについて、先に驚くような「奇跡や不思議」を見せて、後から必要に応じて「種明かし」をするように、話し方の順番を変えることです。

サッカー観戦の場合、理由は語らず不思議を先に話す。中盤のボールの奪い方が良くなったら「そのうち、カウンターで点が入るかも!」と呟く。実際に点が入ったら、女性も驚きます。「何で分かるの!?」と質問されたら、「点決めた人も偉いけど、ボール取ったあの人が狙ってたんですよ」と説明する。女性に喜んでもらいやすいし話がすんなり通ります。

仕事の場合はうんちくを語る前に、「この作業なら30分あればすぐできますよ」とか「このデータを使って、問題点を今からグラフで見せますね」と自分の知識とスキルを生かして手を動かして、「なんて早いの!?」「何で分かるの!?」「何でできるの!?」と「不思議や奇跡」を実際に見せる。理由はその後に少し説明すれば、女性は十分理屈を分かってくれるし、一緒に仕事したくなる人だと信頼してくれます。

2つ目は、「オレってすごい」の自慢トークです。「オレ、できます」「オレ、知ってます」「オレの持ち物、スゴいです」「オレの知り合い、一流です」「オレはあいつらと違います」。オトコはとにかく自分を褒めて欲しい、周りより上に立ちたい生き物なので、自慢トークについつい走りがち。ただ、聞き手の女性にとっては、初めから終わりまで「オレ、すごい」だけで物語性に欠ける30分トーク番組を聞かされている状態。当然、右から左に聞き流されます。

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