日経平均株価は、せまいレンジでの相場が続くが、個別の株はそこそこ動いている今の日本株市場。そんななか、カリスマ投資家の内田衛氏の持ち株は、やはりというべきか、スルスルと上昇するのだった。いつものように「株日記」でふりかえりつつ、内田氏の今後の相場観も見ておこう。
優待目的で保有のビックカメラが年初来更新!
【7月18日 火曜日】先週末の日経225先物は、90円安の2万0020円、昨日のNYダウは、8ドル安の2万1629ドルと5営業日ぶり反落。10時48分、優待目的保有のクリエイト・レストランツホールディングス(3387)を1141円(前日比68円高)で100株売り、1万6100円の利益確定。買いは、2017年1月18日に980円で。終値は、1167円(前日比94円高)。買った時は、業績の下方修正を発表して急落していたところで買い、今日は2018年2月期第1四半期決算発表を好感して急騰したところで、ひとまず売ってみた。
タカタ(7312)が、30円ストップ安(36.58%)の52円の大引け1本値。また、東芝(6502)は、44.2円高(19.08%)の275.8円と大幅高。出来高は、1億4185万9000株と東証1部で第1位、値上がり率第2位。
買われた理由は、米ヘッジファンドのグリーンライト・キャピタルが東芝株を買い増ししていたから。日経平均は、118円安の1万9999円と僅かに2万円割れ。
【7月19日 水曜日】午前5時半、日経225先物は前日比変わらずの1万9980円、NYダウは、54ドル安の2万1574ドル。関東地方、梅雨明け。優待目的保有のビックカメラ(3048)は、10時26分、60円高の1254円を付け、年初来高値を更新した。終値は、31円高の1225円。先日、ソフマップからビックカメラへ業態転換したAKIBA店に行ってみたら、1階がドラッグストアのような品ぞろえ(歯磨き粉などの日用品、薬、お酒やおつまみなど)となっていて訪日観光客で賑わっていた。
ビックカメラといえば、家電量販店というイメージだが、ビックカメラのポイントでお酒のおつまみを買ってみたが、こんなものまで買えるようになるとは、イメージが変わったな。日本政府観光局(JNTO)によると、2017年6月の訪日外国人数は、前年同月比18.2%増(36万人増)の234万6500人となり、6月として過去最高を記録したそうだ。それを好感したのか、優待目的保有銘柄の藤田観光(9722)は、115円高の4275円と3日続伸で一時、4340円の年初来高値を更新した。日経平均は、20円高の2万0020円と小反発。
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