プログラミング教育の現場でわかったこと これは想像以上にハイレベルなものだ
「おや、そこはパーツを組み合わせる位置が違うんじゃないかな~?」
え? あ、そうなんですね(ぎゃふん)。先生の言うことを聞かず自分の判断で勝手に作っちゃダメですな、やっぱり。大人になっても、そういう人いますよねぇ(つまりワタクシ)。
回転させるために重要な「ギア比」の授業
とかなんとか、いきなり躓きつつも、なんとか扇風機の羽が完成。ここでいったん、製作から離れ、扇風機の羽を回転させるために重要な「ギア比」の授業が始まる。大きな歯車と小さな歯車を組み合わせると、大きな歯車より小さな歯車の方が早く回転する……って、理科の授業で習ったアレだ。
先に言っておくと、実はこの教室のカリキュラムは、「プログラミング」技術の習得だけに的を絞ったものではないという。
「『Kicks』のカリキュラムは、近年注目されている“STEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)教育”に則っている点が大きな特徴。レゴ(R)ブロックを使い、子ども達が能動的に学ぶことを主眼としているんです」
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