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米長期金利上昇は続かず、ドル安円高へ進む JPモルガン・チェース銀の佐々木融氏に聞く

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金融政策ではどうにもならないことが起きているのではないか。0.25%の利上げや利下げにどれだけの効果があるのか。まして、金利が動かない量的緩和にはそもそも意味がないと考えている。世界経済には何か大きな変化が起きていて、これまでの常識的な金融政策の範疇から考え出されている量的緩和とか、イールドカーブ・コントロールといったたぐいの政策では影響が限られてしまうのではないか。日本銀行が2%のインフレ率達成を目指しているといくら言っても、それが広く一般国民に浸透しているとも思わない。

――今後のドル円の行方をどう見ていますか。

ドル安円高方向と見ている。これは円高ではなくてドル安ということだ。円も主要通貨の中では安いが、ドルがもっと安くなる。よく金融政策の方向性が違うというコメントを聞くが、私は、今は方向性は違っておらず、温度差がある程度だと思っている。日銀も明確に言っていないだけで、実際には年間80兆円の国債買い入れペースを60兆円規模に落としている。引き締めを、経済の過熱に水をかけるものであるとするならば、日銀は水に近いぬるま湯をかけている状態といえるかもしれない。

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