フェラーリが「70周年」に懸ける3つの狙い 大々的な得意客向けイベントを全世界で展開

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だからマーケティング部門は限られた顧客や、彼らの紹介による見込み顧客が興味を持ちそうなイベントを必死に考え、“不平等な招待”を行う。「○○周年イベント」は、まさに鉄板なのだ。

過去のイベントはどうだったのか

2015年に上場を果たし、積極的な拡大路線を歩んでいる

過去を振り返って見ても、フェラーリは60周年、65周年と歴史の節目たる時期に大々的にイベントを行ってきた。そして、時にはそのヒストリーに新しい解釈を加えながら、フェラーリブランドの神格化に余念がなかった。昨年は日本独自に、フェラーリの正規輸入開始50年を祝うイベントが年間を通じて行われ、日本限定10台で「J50」が発表されたのも記憶に新しい。

これはフェラーリに限らない。フェラーリのライバルと目されるランボルギーニも昨年は創始者フェルッチョ・ランボルギーニ生誕100周年、名車ミウラ生誕50周年を祝い、イベントを開催し記念限定車を発表した。もちろん1963年に創立したランボルギーニであるから、来年は創立55周年を大々的に祝うことであろう。

ちなみにトヨタ自動車の設立は、フェラーリよりも10年ほど古い1937年8月28日とされている。もし、トヨタが、こういったタイプの会社であれば、創立80周年を祝い喜んで豊田市をベースに大イベントを行ってもいいが、フェラーリやランボルギーニのような希少ブランドではないから、なかなかこのような企画は難しいかもしれない。

一方、トヨタのラグジュアリーブランドであるレクサスは2年後の2019年に30周年を迎える。そのときに、彼らがどんな展開を行うのか私はとても楽しみにしている。

(写真:筆者提供)

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