1週間「プチ留学」で英語力は実際伸びるのか 「こんなハズじゃ」と泣く人に足りないこと

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20代・女性Sさんの場合(事務職)

留学先としての1番人気はやはりアメリカです。ロサンゼルスやニューヨークはもちろん、最近はサンフランシスコやサンディエゴも人気となっています。ただ、一方で参加者からのクレームが最も多いのもアメリカです。なぜでしょうか。

東京の大手商社に勤めるSさんは、旅行好きなOL。連休になると海外旅行に出掛けることが多く、ここ数年はハワイやモルディブなどリゾート地に出掛けていました。海外に出るたびに思うのは、英語が話せたらな、ということ。特に現地のリゾートホテルのアクティビティやパーティで、旅行者同士で話したりする際にも、英語で苦労することが多かったそうです。

そこで、今年はいつもの旅行ではなく、プチ留学にチャレンジすることにしました。行き先は海が近いということでロサンゼルスに決定。

なるべく費用を抑えようと、街の中心から少し離れたエリアにある私立の語学学校を選び、午前中だけの一般英語コース(午前)を受けることにしました。SNSのインスタグラムで見るかぎり、学校の雰囲気はよさそう。ネガティブな口コミが少し気になりましたが、旅行の渡航先を決めるときと同じように即決しました。ただ、旅慣れたSさんでも今回ばかりはうまくいかなかったようです。

1週間はあっという間に過ぎてしまう

まず、クラスの人数が20人近くいました。発音に自信のないSさんは質問する際もちょっと緊張してしまいます。加えて、いつもざわついた雰囲気なのが気になります。というのも、韓国からの留学生が大半を占め、休み時間には韓国語で大盛り上がりなのです。「英語を話せるようになりたい」という目的で来たにもかかわらず、英語を使う時間が意外と少ないことに気持ちが焦るばかり。あっという間に金曜日の最後の授業を迎えることになりました。

Sさんは、次回は就学ビザを取ってでも午後までの少人数の授業がある学校を選ぼうと決めたそう。目下、計画を立てているところだそうです。

以上、3人の1週間プチ留学の体験談を見てきました。旅行感覚で気軽に参加できる一方、「こんなはずじゃなかった」という痛い思いをしているようです。数カ月間の滞在であれば、学校やコースの選択を誤っても、途中で軌道修正することができますが、1週間はあっという間に過ぎていきます。事前に滞在先や学校について念入りに下調べすることが、思わぬトラブルの軽減に役立ちそうです。

大川 彰一 留学ソムリエ 代表取締役

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おおかわ しょういち / Shoichi Okawa

日本認定留学カウンセラー協会幹事、TAFE Queensland駐日代表。1970年京都市生まれ。セールス&マーケティングに約10年間携わり、カナダに渡航。帰国後、留学カウンセラーとして4年間で約1000名以上の留学やワーキングホリデーに関わる。その後、米国の教育系NPOのアジア統括ディレクターとして約6年間、グローバル人材育成に尽力。海外インターンシップを大学の単位認定科目としての導入に成功、東北復興プロジェクト、アジアの国際協力プログラム開発にも携わる。現在は「留学ソムリエ®︎」として国際教育事業コンサルティングや留学の情報を発信。留学ソムリエの詳細はHPFacebookから。著書に『オトナ留学のススメ』(辰巳出版)。

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