1週間「プチ留学」で英語力は実際伸びるのか 「こんなハズじゃ」と泣く人に足りないこと

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勉強面ではまずまずの成果が上がっているにもかかわらず、いま一つ気分が乗りません。原因の1つは、到着してから毎日が雨か曇りだったことにあります。バンクーバーの冬は、雨季。年末にかけてぐずついた天気が続くのが通例なのです。

さらに、予想外の出来事がありました。あっという間に1週間の授業が終わり、いよいよ週末のクリスマス。特に観光などの予定は入れずに、クリスマスの街歩きを楽しむ計画です。

ところが、いざ街の中心部に出たものの、昨日までのにぎやかさがうそのように、静まりかえった街の姿がそこにありました。せめて買い物でも、と思いましたが、お店もお休みのところがほとんどで、途方に暮れるしかありません。

ご存じの方も多いと思いますが、欧米のクリスマスは家族や友人と家の中で過ごすのが通例です。日本のように街に繰り出して食事や買い物を楽しむのとは正反対の過ごし方です。事前の情報収集の不足によって、少しほろ苦いクリスマスとなってしまったようです。

人気のフィリピン留学でスパルタレッスン

40代男性 Fさんの場合(エンジニア)

大人のプチ留学先としての代表格は、フィリピン・セブ島のマンツーマンレッスン。私の以前の記事「新定番のフィリピン留学は、ココを見誤るな」でも書きましたが、アウトプットの絶対量が足りない日本人にとって、明るいフィリピン人の先生とのマンツーマンレッスンは、会話力を伸ばすのに最適な学習環境です。

ただ、せっかく参加したのに合わなかった例もあるようです。半導体メーカーに勤めるFさんは、ベテランのエンジニア。サンフランシスコでの大規模な展示会の手伝いで3カ月後に渡米することになりました。展示会の前後には、現地支社での打ち合わせもあります。大学を卒業してから英語を話す機会がほとんどなかったFさんの場合、とにかくそれまで英語をなんとかしないといけない差し迫った状況だったといいます。

藁(わら)にも縋(すが)る思いで、有給休暇を利用して、フィリピン・セブ島に1週間の留学に行くことにしました。

学校は、韓国資本の大きめの語学学校。1日8時間の最も時間数の多いコースを選びました。

ただ結論からいえば、このスパルタレッスンはうまくいきませんでした。朝8時から夕方18時ごろまで、マンツーマンで行われる会話のレッスンは、想像以上にきついもの。集中力が続かず、「もういいや、と思ってしまった」とのこと。普段まったく英語を使っていない人がいきなり英語のキャッチボールをすることになれば、1時間でも結構負荷がかかるものです。

モチベーションが上がらなかった原因として、先生がビジネス英語に通じていなかったこともありました。結局、Fさんは授業時間を6時間に減らしてもらって、不完全燃焼のまま帰国することになってしまいました。

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