iPhoneの「メール」を格段に便利に使う裏ワザ 添付の圧縮ファイルを開くこともできる

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iPhoneのメールは、まれに文字化けが発生する。自分のiPhoneで受信したメールが文字化けしてしまっているときもあれば、逆に、自分が送ったメールが相手の環境で文字化けしてしまうときもある。原因は、送り手と受け手の文字コード(の解釈)が異なるため。記号などがあると、自動的に文字コードが選択されてしまい、これが文字化けの原因になっているのだ。HTMLメールに返信した際なども、同様に相手の環境によって、文字化けが起こる。

メールアプリ自体の機能が改善され、これらのトラブルは以前より減ってはいるが、いまだに文字化けが起こることもある。かく言う筆者も、先月、相手にiPadから送ったメールが文字化けしてしまい、こちらの意思を伝えるのに時間がかかってしまったことがあった。

3.文字化けを回避するために署名に記号を使う

UTF-8に文字コードを固定するには、「⌘」や「♡」といった記号を入力すればよい(筆者撮影)

PC側で受け取ったメールなら、文字コードを強制的に変更することもできるが、残念ながらiPhoneのメールアプリにはその方法がない。つまり、受け取ったメールが文字化けしているときは、相手に再送してもらう以外の方法がないというわけだ。ただし、GmailやYahoo!メールなど、ウェブやアプリでメールを見ることができる場合は、そちらで開くと、文字化けしていないこともある。

後者の場合は、メールを送信する際に、文字コードをユニコードのUTF-8に固定する方法で、文字化けを回避することが可能だ。といっても、iPhoneのメールアプリには、文字コードを指定する設定がない。そのため、メールアプリが文字コードを強制的にUTF-8にするよう、ある記号を入力するとよい。

その記号とは、「⌘」や「♡」といったもので、これがあると、iPhoneのメールアプリは、全体をUTF-8にして送信する。相手に文字化けすると言われたときだけ入力すればいいが、面倒なときは、署名にこれらの記号を含めておくようにしよう。これで、文字化けの頻度がグッと下がるはずだ。

石野 純也 ケータイジャーナリスト

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いしの じゅんや / Junya Ishino

大学卒業後、出版社の宝島社に入社。IT関連の雑誌、書籍を編集する部署で、数々のケータイ関連誌を立ち上げる。独立後は、ジャーナリスト/ライターとして、モバイルに関連した幅広い企業を取材。ウェブサイトや雑誌を中心に、執筆活動を行う。ネットワークから端末、コンテンツまで、モバイルに関する全レイヤーをカバーする。主な著書は『ケータイチルドレン』(ソフトバンク)、『モバゲータウンがすごい理由』(マイナビ)。iPhone、スマートフォン関連の解説書なども、多数手掛けている。

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