理系っ子ガジェット「MESH」は何がスゴイのか 週末は我が子に一目置かれる存在になろう
「そこがイイんじゃない!」っていう前向きな方も多いんでしょうが、特にIT系にコンプレックスのあるオッサンにとっては、そういう姿勢が結構コワイんです……。
「MESH」の公式サイトには、ユーザーから寄せられたMESHの活用事例が“レシピ”として紹介されており振動センサーがついた「動きタグ」を射的のマトに取り付け、玉が当たった(的が動いた)ら当たりの音を鳴らすといった比較的簡単そうなものから、『残量が一目でわかるティッシュ箱』といった、いかにも高度なスキルを要しそうなものまで、数多くの“レシピ”がジャンルやシーン別にまとめられている。
まねにとどまっていては、市販のおもちゃと変わらない
もちろん、これらの“レシピ”を真似すれば、「ボクにもできた!」というG馬場的満足感を、ある程度味わうことができるだろう。とはいえ、そこに留まっていたのでは、ぶっちゃけ市販のハイテクおもちゃを買ってきて遊ぶのと、あまり変わりがないような気もする。
そもそも“レシピ”には、「MESHアプリ」でプログラムを作成するための手順が詳しく記載されていないものも多く、ちょっと高度なものになると、どうすれば完成するのかが、プログラミング未経験のITオンチには、さっぱりチンプンカンプン。結局のところ、簡単な“レシピ”をいくつか試してみたところでIoT云々を理解する前に、「MESH」自体に飽きてしまうという、まさに往年の電子ブロックと同じ結末を辿りかねない予感がプンプンとするのだ。これでは、子どもと一緒に楽しむどころか、さらにITコンプレックスをこじらせてしまうおそれすらある。さて、どうしたものか……。
やはりここは、「MESH」の“正しい”楽しみ方について、教えを乞うのがいちばんだろう。というわけで「MESH」の開発者を訪ねることにしたのであった。「MESH」の楽しみ方はもちろん、IoTを理解する上で重要なお話が聞けましたよ。詳細は次回!
(取材・文:石井敏郎)
(C)2016 Sony Corporation
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