日中に就活で動き回っているときは、洗顔できないので、フェイシャルペーパーを常備して使おう。面接前にTゾーンを拭いておけば、テカテカ感が消えて印象が良くなるだろう。
夏の日焼けも禁物。マンダムでは男子も日頃から、日焼け止めを使用することを勧めている。日焼け止めというとベタベタしたイメージがあるが、男性用はサラサラした製品もある。
中でも男子の意識が低いのが「体臭」だ。オフィスでは体臭が大きな問題になっていて、”スメルハラスメント”、略して”スメハラ”という言葉もあるほど。だが男子学生は、あまり体臭に気をつかわないことが多い。
最も気を付けるべきは、服装や髪型より体臭
2016年11月にマンダムがビジネスパーソン向けに実施した調査では、男性新入社員の身だしなみでいちばん気になるのは、実は服装や髪型ではなく体臭だった。新入社員に対する評価基準は、採用試験での評価基準とほぼ同じ、と見ていいだろう。
日本人は欧米人に比べると、体臭が弱い印象があるが、現実にはそんなことはない。マンダムはこれまで12年間、体臭の研究をしており、日本人男性の3%は「非常に強いワキ臭」があるという。非常に強いワキ臭とは、その人が去った後、においが残るというレベル。33%には「強いワキ臭」がある。強いワキ臭とは、すれ違っただけでにおいがする、というレベルだ。体臭はワキだけでなく、頭皮や胸・腹部からも発生する。
これは皮脂や汗そのものがくさいのではなく、皮脂や汗が雑菌と接触することで嫌なにおいが発生する。そこで体臭を予防するには、皮脂や汗を洗浄するとともに汗を抑え、さらに皮膚についている細菌を殺菌しなくてはならない。
さまざまなデオドラント剤があるが、朝は脇に直接塗り込むタイプがいい。このタイプは消臭の持続力が高いからだ。昼間の就活中は、洗浄・殺菌・制汗の3機能を持つ、ボディペーパーが便利。ボディペーパーで体を拭けば、体臭を抑えるだけでなく、面接前に気分をリフレッシュさせることもできる。
暑い中、オフィス街をスーツで動き回れば、スーツが汗まみれになる。そんなときには、ウエア用のデオドラントスプレーを使う。においを消すだけでなく、クールダウン効果もある。
参加した学生からは、「日本人の体臭が強いとは知らなかった」「今日のセミナーで聞いたことをインターンシップ選考に生かしたい」、といった声が挙がっていた。
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