世間が「女子アナ」に誤解している5つの事実 野球選手狙い?ランキングは気になる?

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これが真実。女子アナ本人にしてみれば、勝手に発表される上に、ランクインしても、しなくても、「社員・共演者・家族・友人から、イジられたり心配されたりする」「女子アナ同士でも面倒くさい空気になるときがある」など、何かと面倒なようです。

ただし、週刊誌が企画する「“嫌いな女子アナランキング”は、やっぱり嫌な気持ちになります」(20代後半の女性アナ)とのこと。一般企業にたとえると、好きな女性社員と嫌いな女性社員のランキングを社内外に公表しているようなものであり、セクハラ以外の何物でもありません。事実、この話題を振られた女子アナたちは、一様に答えにくそうな表情をしていましたし、ストレスのほどがうかがえました。

一般のOLと同じ感覚と価値観

ここまで5つの誤解を書いてきましたが、当然ながらこれらに該当しない女子アナもいるでしょう。

しかし、これまで私が会ってきた女子アナたちの感覚や価値観は、一般のOLとほとんど同じであり、自己顕示欲や欲深さも感じません。それでいて、仕事環境は厳しく、プライバシーは考慮されず、ネットで心ないバッシングを受けるなどの難しさを抱えながら奮闘しているのです。

これは裏を返せば、現在活躍している女子アナたちは、「それでもこの仕事をやりたいと思っている」ということ。その意味では、やはり魅力的な仕事なのかもしれません。

 朝2時起床、会社に泊まる、すっぴんで出社、生放送直後の地方ロケ、友人や恋人と会えない……笑顔の裏にこんな苦労があるからこそ、彼女たちが輝いて見えるのも、また事実。女子アナを見るとき、そんな陰の努力も想像してみてはいかがでしょうか。

木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

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きむら たかし / Takashi Kimura

テレビ、ドラマ、タレントを専門テーマに、メディア出演やコラム執筆を重ねるほか、取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーとしても活動。さらに、独自のコミュニケーション理論をベースにした人間関係コンサルタントとして、1万人超の対人相談に乗っている。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)など。

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