世間が「女子アナ」に誤解している5つの事実 野球選手狙い?ランキングは気になる?

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週刊誌やネットでは「女子アナ30歳定年説」なんてフレーズも見かけますが、それは正しくありません。テレビ朝日の大下容子アナ、フジテレビの西山喜久恵アナ、日本テレビの豊田順子アナ、TBSの秋沢淳子アナ、テレビ東京の佐々木明子アナなど、活躍している40~50代女性アナウンサーは多く、彼女たちのアナウンス技術や生き方を目標にしている後輩も多いのです。

また、「フリーでやっていけるのか」というより、「他部署に異動させられたくない」と不安を感じている女子アナが多いのも事実。女子アナも一般企業と同じように異動の可能性があり、それを恐れている人もいるのです。社内的には「本人の適性を踏まえた前向きな異動」でも、視聴者から見たら「実力不足か加齢による左遷」。会社員であるにも関わらず、全国的に異動がバレてしまうのがつらいところです。

しかし、「女子アナに退社願望がないか?」と言えば話は別。女子アナたちは憧れを抱き、厳しい競争を勝ち抜いてテレビ局に入社しますが、いざなってみると、必ずしもポジティブなままではいられないようです。

「分かっているつもりでしたが、想像以上に厳しい仕事で、『やめようかな』と思ったり、『もうちょっと頑張ろう』と思い直したりしながら何とかやってきました。けっきょく30代に入るまで辞めませんでしたけど、今はフリーで細々とやっています」(数年前に退社した30代前半の女性アナ)

若手女子アナの中には、入社前に抱いていたイメージとのギャップや、長年続けていく難しさを感じて、退社を考える人もいるようです。前述したように、早朝や深夜、土日祝日勤務でプライベートが制限されることもあり、退社を考える人もいました。一方、お金に執着のある人は少なく、それよりも「どんな人生にするか?」を考えている気がします。

『女子アナランキング』が迷惑な理由

5つ目の誤解は、「“女子アナランキング”に一喜一憂している」。

AKB48のようなアイドルではないのに、毎年否応なしに順位をつけられてしまうことを大半の女子アナたちは冷めた目で見ているようです。女子アナの中にはミスコン出身者も多く、「順位をつけられることに慣れているのでは?」と見られがちですが、そんなことはありません。

「僕が知っている限り、気にしているのは毎年ランクインする一部の人だけ。むしろランクインすると、多くの人からいろんな声をかけられて大変だからうれしくないみたいです」(30代後半の男性アナ)

「『まったく気にしていません』というコメントだけでいいですか? 正直マジメにやっている女性アナウンサーにとっては迷惑なところもありますから」(ランクイン経験のある20代後半の女性アナ)

「大学のときミスコンに出たのはアナウンサーになるためであって、もうあんな大変な思いはしたくないと思っていたのに……」(20代前半の女性アナ)

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