「あなたのことはそれほど」が映す不倫の現実

のめり込む男女の心理と「ごまかし」「見破り」

このドラマ、あなたはどの目線で見ますか?(写真:日刊スポーツ新聞社)

私のもとには不倫に関するさまざまな相談が送られてきます。

「結婚している人を好きになってしまいました」

「彼に奥さんがいることがわかってショックを受けています」

「彼と奥さんを別れさせるにはどうしたらいいですか?」

「彼女と夫の生活はすでに破綻していますが、これって不倫になりますか?」

なかでも最も深刻なのが、「ダブル不倫がバレてしまいました」という相談。単に責められるだけでなく、裁判や離婚などのドロ沼にも発展しかねない状況です。

そんなドロ沼のダブル不倫を描いたのが、ドラマ「あなたのことはそれほど」(TBS系、毎週火曜22時~)。主なあらすじは、「美都(波瑠)は“2番目に好きな人”の涼太(東出昌大)と結婚したが、ある日、“いちばん好きな人”の光軌(鈴木伸之)と再会。彼も妻・麗華(仲里依紗)のいる既婚者だったが、そのことを隠してダブル不倫の関係になってしまう」というもの。

「よくある不倫ドラマじゃん」と思うかもしれませんが、この作品はコンサルタントの私から見ても「リアルだな」と感じる心理描写がたくさんあります。現実世界のダブル不倫エピソードを交えつつ、ドラマの魅力を掘り下げていきましょう。

結婚後も残る独身時代の恋愛体質

美都は1話のラストで再会したばかりの光軌とホテルへ行き、帰り際に「また会いたいな」と甘えるなど不倫に一直線。家で光軌からのメールをひたすら待ち、届くとすぐに洗面所へ行って確認したり、夜桜を見に行ったり、温泉旅行に誘いアリバイを親友に頼んだり、一緒に露天風呂へ入ったり。光軌から既婚者であることを打ち明けられても、目が覚めるどころか自分も結婚していることを明かし、不倫を続けようと誘いました。

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