世間が「女子アナ」に誤解している5つの事実 野球選手狙い?ランキングは気になる?

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何と地味な……と思ってしまうかもしれませんが、これが20代女子アナの現実。もともと「タレントのようになりたい」のではなく、「職業として女子アナを選んだ」こともあって、安定志向のようです。

特に20代の女子アナは、早朝・深夜勤務やロケが多い不規則な就労シフト。さらに、プライベートでも「ふらっと出歩けない」「外で気軽に酔えない」など、地味な生活を送っています。「家で料理してお酒を飲んでいるだけ」「ドラマとアニメばかり見ている」という一般OL以上のインドア派が多く、だから派手なイメージのあるプロ野球選手や経営者は選びにくいのでしょう。

事実、先月結婚を発表したテレビ朝日・宇賀なつみアナの相手は大学時代の同級生でしたし、NHKの桑子真帆アナも、入社同期のフジテレビ・谷岡慎一アナで、ともに相手男性は会社員。3月にはテレビ東京・秋元玲奈アナが、昨年10月にはTBS・吉田明世アナも会社員と結婚しました。また、日本テレビ・小熊美香アナが2013年に27歳で会社員と結婚し、30歳で第一子妊娠と、いかにも今どきの女子アナが憧れそうな人生を歩んでいます。

「浮き沈みが激しく、交友関係の派手な高収入の男性より、安定した会社に勤めている人のほうがいい」というのが彼女たちの本音。その裏には、「自分も産後復帰して、局アナとしてマイペースに働きたい」「夫が有名人だと、会社を辞めたあともマスコミに追いかけられてしまう」などの気持ちもあるようです。

あるいは、「結婚して落ち着いた立場から、専門家やジャーナリストなどのセカンドキャリアを考えたい」という骨太な人も。先日、テレビ朝日の青山愛アナが7月末で、宇佐美佑果アナが年内で退社し、海外留学することが明らかになりました。ともに20代であり、「電撃退社」という感もありますが、本人たちにとっては、語学という得意分野を生かすために以前から考えていたことのような気もします。

同じテレビ朝日・竹内由恵アナとバスケットボール・田臥勇太選手との交際が報道されましたが、現在の大勢は「プロ野球選手や経営者との結婚狙い」という視聴者のイメージとはかけ離れていると言えるでしょう。

女子アナは話すのが得意ではない

3つ目の誤解は、「女子アナは話すのが得意と思っている」と、それに派生した「バラエティー番組に出たがっている」。

もちろん、発声や滑舌、イントネーション、語彙などのアナウンスに関しては、常にアナウンサー間でチェックし合っていることもあり、個人差こそあれプロの技術と言えます。しかし、それは原稿があってこその技術であり、フリートークが得意な人は多くありません。

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