芸能事務所の「特殊かつ旧態依然」とした体質

2人の「清水」が起こした引退・活動休止の背景

今回の騒動から見えてきたものは……(左から、遠藤要、清水良太郎、清水富美加)

週末に、2つの芸能ニュースがセンセーショナルに報じられました。そのニュースは、「清水富美加の『幸福の科学』出家」と「清水良太郎、遠藤要の違法賭博疑惑」。

特に前者は宗教団体が絡んでいるため過熱していますが、気になるのは報道が「洗脳されているのでは?」「仕事の責任問題」という点に終始していること。また、違法賭博に関しても、「本当にやったのか?」「活動休止による影響」ばかりをフィーチャーした報道に違和感が残ります。

今回の騒動と、それに対する芸能人たちのコメントを聞いて見えてきたのは、芸能事務所の特殊かつ旧態依然の体質でした。もちろん本人たちに反省すべき点もありますが、芸能事務所に一般企業とは大きく異なる現実があるのは間違いないでしょう。

これまで数多くのタレントや芸能事務所の人々と接してきた経験を踏まえつつ、その問題点に迫っていきます。

芸能事務所を擁護するメディア

まずは、清水富美加さんの出家騒動から。お断りしておきたいのは、私は「特定の個人や宗教をフォローするつもりはない」ということ。それらよりも「宗教と仕事放棄」だけを問題視して「芸能事務所」を擁護するメディアの姿勢に疑問を抱いているのです。

各局のワイドショーがこぞって取り上げているのは、富美加さんサイド(『幸福の科学』が発表)と所属事務所サイドの言い分。まさに180度正反対の状況なのです。

"給料と待遇"について。富美加さん「月に31日間働いていても月給5万円で残業代ゼロ。深夜早朝でも送り迎えがなかった」、事務所「そういう時期もあったが、住居費、食費、交通費は与えていた。売れてからは仕事に見合った高額な報酬を与えている」。

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