マクラーレン「570GT」をトコトン試してみた 速いのは当たり前、上質な室内と乗り心地も

拡大
縮小

走りと実用性を兼ね備えたスーパーカーが欲しいなら、マクラーレン 570GTはいかが? ミドシップカーの常識を覆す英国生まれのニューマシンに、西川淳が試乗した。

入門マクラーレンと侮るなかれ

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

マクラーレンは、今、世界で最も“レア”なブランドだ。

何がそこまで珍しいのか。独立したメーカーであることもさることながら、ミドシップ・スポーツカーだけを造る専門のメーカーというところが珍しい。ケーニグセグやパガーニといった極少量生産ブランドを除くと、ほかにミドシップ専門といえばランボルギーニがあるだけで、それにしたってもうじきSUVのウルスをリリースする。ピュアスポーツカーメーカーとしてのマクラーレンのブランド価値は、今後、益々高まっていくと思う。

マクラーレンには今、3つのシリーズが存在する。

最上級に位置するのが、1000馬力級のアルティメイトシリーズ。これは、フェラーリでいうところの限定スペチアーレモデルで、12年にデビューしたP1は350台(?)を作って生産を終え、次はコードネームB23と呼ばれるセンターシート3人乗りのハイパーカーが限定106台(つまりは伝説のマクラーレン F1と同じ)で準備が進んでいる。

次ページ570Sとの違いはごくわずか
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT