TBS「小さな巨人」が描く縦社会の生き抜き方 「刑事版・半沢直樹」には学びがいっぱいだ
ところで「小さな巨人」は、「左遷された香坂が巨大な敵・小野田に挑む」という下剋上の図式や、制作スタッフの多くが重なることから、さまざまな媒体で“刑事版・半沢直樹”と言われています。「半沢直樹」の放送時はビジネスパーソンの間でも「倍返しだ」という強烈なフレーズがはやりましたが、「小さな巨人」にはそのような決めゼリフがありません。
その代わりに用意されているのは、ビジネスパーソンに役立つ数々の名言。以下にこれまで飛び出した主な名言を挙げつつ、ビジネスシーンに置き換えた解説を書いていきます。
ビジネスシーンに役立つ9つの名言
本当にやっかいなのは、敵対している上司や同僚ではなく、さも味方のように接してくる人物であることが多い。表面上の態度を信じ込んで、むやみに情報や本音を漏らすべからず。
早く確実に出世したいのなら、特定の上司に取り入るのではなく、日ごろから臨機応変な対応が求められる。
すべての人事は誰かが決めているだけに、好成績を挙げるだけでは出世できない。管理職にどうアピールし、どう好かれるかが鍵を握っている。
部署や任務に不平不満を漏らし、あきらめてしまうのではなく、今できる仕事をやり切ることが大切。そのことをわかっているのにやらない人が多い。
数字や役職などの“目標”は必ずしも最重要とは言えない。それよりも「どんな“目的”を持って仕事をするか?」のほうが大切なのかもしれない。
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