「ぽっこり下腹」に悩む人に教えたい痩せ方

筋肉の偏った使い方を解消するのが先だ

体幹部分のさまざまな筋肉が使えていると、背すじが伸びたり骨盤をまっすぐ垂直に保てたり、体幹が引き締まったりします。いままで使われなかったお腹や背中、肋骨下の筋肉を使うため、くびれのないずん胴ウエストが引き締まり、逆に使われすぎてムキムキになった太ももや腰、ふくらはぎは細くなっていきます。

多くの人は「やせたい部分を激しく動かすほど脂肪が落ちて細くなる」と勘違いしています。たとえばウエストを細くしたいと思ったら、腹筋運動をしたりお腹をひねるエクササイズをやってみたりしますよね。これこそが、ダイエット失敗を呼びこむ原因なのです。

実は「体脂肪は全身で増減する」という絶対的なルールがあります。ランニングや水泳、筋トレなどどんな運動でも、食べたぶん以上のエネルギーさえ消費すれば、体脂肪は全身から均等に落ちていきます。つまり、気になる部分の脂肪だけ減らす「部分やせ」は残念ながら不可能なのです。

脂肪をラクにガッツリ減らしたいなら、基礎代謝を高めることが重要です。拙著『モデルが秘密にしたがる 体幹リセットダイエット』で詳しく解説しているように、体幹の筋肉がしっかり使えるようになれば、全身の筋肉がバランスよく使われるようになります。

するとハードな運動をしなくたって、いつのまにか基礎代謝がガンガン上がって脂肪はスルスルと落ち、体はみるみる引き締まっていくのです。体幹を整えて日常生活で使う筋肉が増えれば、寝ているあいだの消費エネルギーまで上がるので、1日24時間を最大限に有効活用してやせられます。

むやみに汗をかくと筋肉量が減少する

「汗をかくと代謝が上がってやせる」と信じている人も多いですが、それは勘違い。サウナやホットヨガでひたすら汗を流し、満足している人は要注意です。

筋肉の約7割は、実は水分でできています。だから大量に汗をかいたり水分摂取量が不足したりすると、筋肉は正常に働かなくなって減り始めます。

『モデルが秘密にしたがる 体幹リセットダイエット』(サンマーク出版)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

同じく有酸素運動も、効果的なダイエット法としてはまったくおすすめできません。ダイエット中にランニングなどの有酸素運動を週に90分以上すると、筋肉を分解して消費する量が一気に増すことに。

どちらも筋肉を減らすので、基礎代謝や消費エネルギーはどんどん低下してしまいます。だったら、キツいのをガマンして長時間運動したり暑さに耐えて汗を流し続けたりするよりも、「体のクセ」を正して体幹の筋肉を使えるようになった方がずっと効果的です。「どんなダイエットをしてもやせない」と悩んでいる人は、自分のダイエットが間違っているからかもしれません。

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