サングラスの真実をどれだけ知っていますか 思わず人に話したくなる蘊蓄100章

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21. ボシュロム社は研究に6年の歳月をかけ、目を紫外線から保護しつつ対象物を捉えるアイウェア開発に成功

22. そして1929年に誕生したのが緑色レンズの「アンチグレア・レンズ・アイウェア」である

23. この世界初のパイロット用サングラスは翌30年には「アビエーター・モデル」と称され米空軍に正式採用

24. 1936年には市販もスタートしたが、初期の製品はアビエーター型のプラスチックフレームだったといわれる

25. 当初名付けられた「アンチグレア(anti-glre)」とは〈ギラギラした光を防ぐ〉という意味を持つ

26. しかしブランド名としては魅力に欠けるとの判断から1937年に「レイバン(Ray-Ban)」の商標登録を行う

27. レイバンは〈光(Ray)を遮断する(Ban)〉という意味を持ち、早速「レイバン・アビエーター」が市販される

28. これはラージメタルフレームでティアドロップ(涙のしずく)型をしたサングラスで広く一般に普及した

29. 機能性を重視したレイバンのサングラスはハンターや漁師、ヨットマン、ドライバー、警察官にも愛された

レイバンの次なるヒット作「シューター」

30. 1938年、レイバンは次なるヒット作「シューター」を発売。その名の通り、射撃用に開発された製品である

31. 通常よりレンズ幅を狭めることで、銃を構えて標的を見据えたときの視界を絶妙にカバーしているのが特長

32. また左右のレンズを繋ぐブリッジ部分はリング状で、この構造によって溶接部分に強度を与えていた

33. インパクトのあるデザインだが、当時はこのリング部分に煙草をさして風向きを調べたという説もある

34. シューターに使用されたレンズはアビエーターと同じ「レイバン・グリーン」と「カリクローム」の2種

35. 「カリクローム」はイエローのレンズだが、これは曇りの日でも視界が明るいという効果があった

36. レイバン3つ目のヒット作となる「アウトドアーズマン」はハンターや漁師、釣り人を対象としていた

37. このモデルには自然の色調を変えずに、まぶしさのみを防ぐレンズが使用された

38. また額から流れる汗をスウェットバーが抑える構造で、激しい運動にも対応できるように配慮されていた

39. 初期のアビエーターの広告には若い女性の写真が使用されたが、これはアメリア・アーハートがきっかけ

40. 彼女は1932年に女性として初めて米国から欧州までの単独飛行に成功し〈女性飛行士〉が注目を集めていた

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