「100円ショップ」の安さだけでない使い方 エリアによって見どころは大きく変わる!

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ただし、ナショナルブランドにこだわらないなら話は変わる。ウーロン茶や麦茶を買うなら、コンビニやスーパーが独自に出すPB飲料は100円以下で買えてしまう。昔は「コンビニは便利だが価格は高い」という認識だったのが、いまや価格の逆転現象が起きている。「PETボトルのお茶を買うならコンビニへ」が正しい行動になっている。

飲料だけではない。100円ショップ内で売り場面積を拡大してきた食品類でも同じ現象が起きている。

カップ麺やパスタソースなどのレトルト食品、ソースやドレッシング、たれ類などの調味料類、小麦粉や片栗粉などの粉類、お菓子におつまみと、スーパーと見まがうばかりの品ぞろえの店もある。もちろん、あれもこれも安く買えてありがたいのだが、ここにも落とし穴が。先ほどの飲料と同様に、PB商品の中には100円より安く値付けしているものも多いからだ。

PBブランドのパスタソースは90円程度、チューブタイプのショウガやニンニクも100円以下で買える。100円ショップがいちばん安いと思って買うと、あとで悔しい思いをすることになるのだ。

すべて100円で買えるという均一ショップの強みは、裏を返せば100円以下には下げられないということ。買いたい商品が100円より上か下か、日頃からざっくり押さえておくといいかもしれない。

トライアルにはお勧め、適量買いができる強み

100円ショップの特徴はその価格だけではない。スーパーや専門店で買うと必要以上に多くなってしまうものを100円ショップなら少量サイズで売っていることがある。それを逆手に取って、筆者がよくお勧めしているのが、「少量買い」と「お試し買い」だ。

たとえば、ベランダでの野菜作りに挑戦しようと思ったとき、ホームセンターで肥料や用土を買うと大袋になってしまう。起き場所にも困るし、使い切れるかと思うと悩ましい。そんなとき、100円ショップなら手頃な量で手に入る。適量を買ってトライし、いざ本格的にやりたいとなったら専門店にシフトすればよい。

料理にちょっとだけ使ってみたいスパイス類やエスニック調味料も、100円ショップなら小さなポーションで売っている。クラフト工芸の材料、お菓子作り用の製菓材料なども少量サイズでの販売なので、「本格的に材料をそろえるまでもないけれど、ちょっとやってみようかな」というトライアル用にはもってこいだ。

また、シーズン用商品で、「あと少しだけあれば足りる」というときにも役に立つ。たとえばバーべキュー用の炭。手持ちだけではやや足りない気がするが、余らせたくもない、というなら100円ショップへ行こう。ほどほどの量で売っているからだ。

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