「糖質制限でも痩せない!」にはこう対処せよ

提唱者が指摘!それは「糖質制限もどき」です

実は、「糖質制限してもやせなかった」とおっしゃる方のお話を詳しく聞くと、

「それは、そもそも糖質制限食ではありません」

ということが非常に多いのです。自己流の“糖質制限もどき”をやっているだけなのに、本人は「正しい糖質制限食」をやっていると思い込んでいる場合が多いのです。

そもそも、どれくらい糖質を制限すると「糖質制限食」と呼べるのでしょうか? 実は、これには国際的な定義があります。

アメリカ糖尿病学会が低炭水化物食、すなわち糖質制限食の定義としているのは「1日糖質量130グラム以内の食事」です。

この定義は、先駆者であり権威であるリチャード・バーンスタイン博士も認めており、これが守られない食事は糖質制限食と呼べないと、私も考えています。

私がこれまで推奨してきた糖質制限食はもちろん、最近よく耳にするようになった「ロカボ」や「ケトン食」もこの「1日の糖質量130グラム以内」の定義に当てはまります。

「1日の糖質量130グラム以内」は厳守する

では具体的に、これはどのような食事なのでしょうか。

たとえば私が糖尿病以外のダイエット目的の人にすすめる「スタンダード糖質制限食」の場合、朝食か昼食のどちらか1食のみ主食(ただしGIの低いもの)を取って、それ以外の食事、なかでも夕食の主食は必ず抜くようにします。主食を抜いた分、おかずはしっかり取ります。これだと、糖質摂取量は、1日130グラム以内に収まります。

北里大学の山田悟医師が提唱している緩い糖質制限食「ロカボ」の場合でも、1食の糖質量が20~40グラムなので、やはり1日の糖質摂取量は130グラム以内に収まります。この場合の1食は「軽く半膳のご飯+イモ類などを抜いたおかず」といったイメージでしょう。

また、私がすすめる「スーパー糖質制限食」や、最近よく聞くようになった「ケトン食」の場合はより厳密で、3食とも主食を抜くことになります。スーパー糖質制限食は1回の食事の糖質量が20グラム以内ですから、1日の糖質摂取量は60グラム以内になります。ダイエット目的の方にもスーパー糖質制限食が最適で、最も効果が出ます。

なお、単なるダイエット目的ではない糖尿病の方には、食後高血糖を起こす可能性がある緩い糖質制限食は向きません。恐ろしい合併症を防ぐためにも、1食の糖質量20グラム以下のスーパー糖質制限食を指導しています。

単に軽いダイエット目的の人でも、「1日の糖質量130グラム以内」は必ず守ってください。

次ページ主食以外でも糖質を多く含む食品はある
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 「合法薬物依存」の深い闇
  • 井手隊長のラーメン見聞録
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
変わる日立<br>IoTで世界へ挑む

日本を代表する巨大総合電機企業が今、「脱製造業」ともいえる動きに舵を切っています。攻めの主役は「ルマーダ」。社長の肝煎りで始まった独自のIoT基盤です。データを軸にGAFAと組むことも辞さないという改革の成否が注目されます。