ネスレ「アイスコーヒーサーバー」の深謀遠慮

家庭で楽しむ「泡立つコーヒー」の魅力とは?

4月13日の記者発表会にはモデルの田丸麻紀氏と、CMに起用された陳健一氏(左)、脇屋友詞氏が登壇(写真:編集部)

「サードウエーブ(第3の波)コーヒー」の先を行く「フォースウエーブ(第4の波)」の到来がささやかれつつある。その波のひとつと言われるのが、ニューヨークを中心に大流行している「ドラフトコーヒー」だ。

ドラフトコーヒーは簡単に言えば、泡の立ったアイスコーヒー。専用のサーバーで窒素ガスを入れながらアイスコーヒーを注ぐことで、きめ細かい泡が表面に立つ。原理はビールサーバーと同様だが、ビールを泡立てるために使う炭酸ガスより、窒素ガスを注入したほうがきめ細かい泡ができるという。なお、クリーミーな泡が特徴のギネスビールは、炭酸と窒素の混合ガスが使われている。

人気の理由は、クリーミーな泡によって味わいがまろやかになること。また泡の内側に香りが閉じ込められ、グラスを口にしたときに泡の中からふわりと香りが立ち昇る点にある。

「ペットボトルコーヒー」市場は伸びている

まだ一部の先進的なカフェが導入したばかりのこのカテゴリーに着目し、ペットボトル入りアイスコーヒーの市場拡大を狙うのが、ネスレ日本だ。

永田真一氏によると、2016年の「ネスカフェ ペットボトルコーヒー」の売り上げ金額は2012年に比べて47%増だった(写真:編集部)

コンビニコーヒーの普及を背景に缶コーヒーの売り上げが減少する一方で、ネスレ日本では、ペットボトル入りコーヒーの市場が伸びているという。

「この5年でペットボトルアイスコーヒーを飲む人も、消費量も増えていますが、このままではいつか頭打ちがくるという認識で、ニーズの先取りはつねに考えています」(ネスレ日本飲料事業本部液体飲料ビジネス部・永田真一部長)

そこで、クリーミーな泡立ちコーヒーを家庭で簡単に楽しめるサーバー「ネスカフェ ゴールドブレンド アイスコーヒーサーバー」を開発。4月15日より販売を開始した。

次ページ前身はオフィス用アイスコーヒーサーバー
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