「辛口ばかりで疎まれる人」が見落とす盲点

簡単なコツで、周囲や妻の態度が変わる

ポジティブフィードバックとは、部下、他部門、取引先などとのやり取りを明るく、ポジティブなトーンにすることで、コミュニケーションをスムーズにしてくれるちょっとした工夫です。ちょっとした工夫ですが、効果は絶大です。

仕事上の摩擦を減らしながら生産性を上げ、かつ費用もかかりません。効果を感じるまでも速く、リーダーシップも強化されます。

まさか?と思う方もいるかもしれませんが、以下に述べたやり方でぜひトライしてみてください。仕事以外、特に家族や付き合っている相手に対しても、大きな効果があります。

ポジティブフィードバックの具体的なやり方

具体的なやり方は、状況によって若干異なりますので、それぞれご説明します。

まず、「よい結果」に対して。外部と連携するプロジェクトを大成功させたケースなど、ここぞとばかりに、「すばらしい。本当によかった」「これはすごい」「よくこんなにうまくできたね」「びっくりしたよ。すごくうれしいよ」などと大きく褒めます。遠慮、躊躇なく褒めてください。

相手が図に乗るのでは、次からサボり始めるのではなど、心配をする必要はありません。手放しに褒めつつ、感謝の気持ちを心から伝えます。1対1で褒めるのもいいですが、同僚の前で行うとさらに効果的になります。

次に、「ちょっとしたよい結果」に対してです。大したことではないから、などと考える必要はありません。たとえば、新人が1人で企画書を仕上げることができたという場合。「よくやった」「すばらしい」などと言ってみましょう。

大事なのは、その場で褒めること。「後でまとめて」とか「もし何回かあったら」などと、出し惜しみしてはいけません。日本の男性の多くはこれがとにかく苦手です。せっかくの機会を逃しているのがもったいないと思います。

褒めたとしても、つい同時に問題を指摘し、改善点を伝えたくなりますが、その場は褒めるだけにしましょう。そうしないと「なんだ、珍しく褒めてくれたと思ったら、文句を言う前置きだったのか」とがっかりさせ、効果がなくなります。裏切られた分、逆効果にもなります。フィードバックがある場合は、必ず場を変え、午前と午後、あるいは翌日にする、といったように間を空ける必要があります。

結果がいま一つでも、努力やプロセスがよい場合には、「頑張ったね!」とまずはねぎらってください。努力に対してきちんと感謝することがポイントです。今回は残念ながら結果につながらなかったとしても、近い将来、よい結果に結び付いていきます。労をねぎらい、その努力・プロセスを続けてもらうように方向づけすることが必要で、短気を起こしたり、嫌味を言ったりしたら、そういった正しい努力・プロセスを続けてはくれません。

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