「自宅を片づけられない人」はトヨタ式に学べ モノの適正量を知れば、もう悩まなくて済む
参考までに、香村家のカテゴリーをご紹介します。わが家は冷蔵室を7つ、冷凍室を5つのカテゴリーに分けています。
(1)乾物(昆布やヒジキ、パスタなど)
(2)ドリンク類(お茶パック、紅茶のティーバッグ、コーヒーフレッシュ、角砂糖)
(3)お菓子(あめやラムネ、小分けになったお菓子、お土産でもらったクッキーなど)
(4)ご飯のお供(海苔、ふりかけ、梅干し、納豆)
(5)朝食セット(ヨーグルト、バター、ジャム、チーズ)
(6)スパイス類(ワサビやカラシのチューブ、バジルやローリエなど)
(7)その他(どこにも行き場のないもの)
粉類(小麦粉や片栗粉、砂糖・塩など)と今飲んでいるドリンク……右ポケット
調味料……左ポケット
【冷凍室】
(1)肉
(2)魚
(3)パン
(4)野菜
(5)その他
「どれだけ捨てているか」で考える
ステップ(3)ほどよい量を決める
次に、適正量を決めていきます。冷蔵庫に関しては簡単。「毎日どれだけ食品を捨てているか」を考えればいいのです。前回の買い物から次に買い物に行くまでの期間で、廃棄したモノが金額に換算してざっといくらになるかを計算してみましょう。
消費者庁の調査によると、家庭において「まだ食べられるのに廃棄される食品」は、国民1人当たり毎日お茶碗1杯分もあるそうです。仮に、お茶碗1杯のごはんを廃棄すると、1杯当たり約32円に相当します。1カ月だと960円。3人家族だと1カ月2880円です。これに、カビが生えたりしてもう食べられないものも加えると、毎日どれだけ廃棄していることになるのでしょう。
私の場合、恥ずかしながら適正量を意識する前は、廃棄量が今の2倍ほどありました。今は、冷蔵庫のモノを使わずに捨てることはまずありません。大人が食事を残すこともほとんどありません。
ただ、子どもが食べると思っていた量を食べなかったというケースがあり、毎日家族5人でお茶碗1杯分ほどロスが出ています。作る量や盛りつける量に気をつけて、少しずつ適正量を見極めていきたいところ。
この要領で玄関、クローゼット、キッチン、洗面所などに展開していくことで快適な空間が生まれていくのです。
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