「世界最速」新型ランボルギーニの強烈な実力 ウラカン ペルフォルマンテは何がスゴいか

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ご承知のとおり、自動車のウィングはウィングの上面と下面を通過する気流の速度の違いによってダウンフォースを生み出す。上面より下面のほうが気流が速ければ下面の気圧が相対的に低くなり、ウィング自体も下側に引っ張られる。しかし、もしも何らかの方法で下面の気流を遅くできれば、同じ形状のウィングでもダウンフォースと空気抵抗を減らすことができる。

ということで、リアウィング内のエアチャンネルが活躍するのだ。ここに大量の空気を導くと、ウィング下面の気圧が相対的に上昇し、発生するダウンフォースの量は減少、それによりドラッグを低下させることができるのだ。

走行抵抗を増やすことなく

さらにランボルギーニは、左右のエアチャンネルを開けたり閉じたりすることで、右側だけダウンフォースを発生させたり、左側だけダウンフォースを発生できるようにした。すると、ダウンフォースを受けた側のタイヤがより強く路面を捉え、一種のトルクベクタリングを実現できる。これを活用すれば操舵量も少なくて済むため、走行抵抗を増やすことなく優れた高速旋回が可能になるという。

ウラカン ペルフォルマンテが量産車としては驚異的な7分を切るラップタイムをマークできたのは、このALA、特にそのリアウィングに設けられたシステムの効果が大きいようだ。ちなみにウラカン ペルフォルマンテは限定モデルではなく、カタログモデルとして既存のウラカン クーペと併売される模様。どんな走りが味わえるのか、非常に楽しみだ。

(文:大谷達也)

新型ランボルギーニは速すぎる──ウラカン ペルフォルマンテがジュネーブに登場【その1】
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