「世界最速」新型ランボルギーニの強烈な実力 ウラカン ペルフォルマンテは何がスゴいか

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ウラカン ペルフォルマンテがニュルブルクリンクでの速さを磨いたもうひとつの理由は、ALA(Aerodinamica Lamborghini Attiva)と呼ばれる革新的な可変式エアロダイナミクスを取り入れたことにもある。

フロントに組み込まれた可変空力システムは、フロントスプリッター内のシャッターを開閉することで機能する。シャッターが閉じた状態ではハイダウンフォース、開くとローダウンフォースとなり、コーナリング時とストレート走行時で自在に空気抵抗を制御できる。ただし、ここまではある意味でお馴染みの手法といえるだろう。

本当に革新的なのはリアの可変空力システム。だが外から見る限り、リアウィングの角度を調整するような仕組みは見当たらない。では、このリアウィングでどうやってダウンフォースやドラッグをコントロールするのだろうか?

新型ランボルギーニは速すぎる──ウラカン ペルフォルマンテがジュネーブに登場【その2】

可変式エアロダイナミクス“ALA”の秘密

そのカギは、ウィング内部に張り巡らせたエアチャンネルという呼称の空気の通り道と、ここを通過する空気量を可変させるシャッターにある。エンジンフード付近から取り込んだエアフローの一部は、左右ふたつの経路からリアウィングに導かれ、それぞれに設けられたシャッターによって、ウィングの下側にいくつもある細いスリットから最適量のエアが排出される仕組みだ。

次ページリアウィングに設けられたシステムの効果
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事