タイムラインにアンケート画像を投稿し、「交換しよ!」「ほしい!」「どっちでも」「いらない」という回答をスタンプでもらいます。ステータスメッセージ(一言)でも、「チョコ欲しい子は個チャで教えて」と確認する中学生もいます。
ただし、高校生ともなると積極的にアンケートは行いません。確認するならTwitterに「チョコ欲しい人いますかー」と書く程度です。
「誰にあげるか問題」を保存容器で解決する女子高生もいます。大きめのタッパーにチョコやクッキーを大量に入れて学校へ持っていくのです。休み時間に「食べたい人来てー」と声をかければ、あげる相手を限定せずに済みます。
バレンタインに「告(こく)る」のは少数派
バレンタイン当日、友チョコ配りに精を出す女子と対照的に、男子はそわそわ落ち着きません。教室に「クラスの男子全員に」とたくさんのチョコを並べている画像をTwitterで見かけましたが、そんなに幸せなケースは少ないでしょう。「こちらからもらいに行く」とTwitterで宣言し、大きな袋を持って校内を巡った男子高校生の話も聞きました。さらに放課後の部活で、誰がいくつもらったかというランキングまで作っていた人もいたそうです。
浮かれる男子とは裏腹に、手作りチョコを息子に食べさせることに不安を感じる母親もいるようです。知り合いの家庭では、手作りチョコは全部母親が没収して、父親が食べさせられると聞きました。母親の監視は小学生の頃なら通用するかもしれませんが、中学生以上になると本人の意思も出てきて難しくなりそうですね。
バレンタインに好きな人に贈る「本命チョコ」も、もちろん健在です。コンテンツ制作のフリューが2017年2月に発表した「バレンタインに関する意識調査」によると、彼氏や彼女がいる人も含め、本命チョコをあげる女子高生・女子大生は全体の50%いますが、告白したことがある人は11.9%と少なめです。LINEでの告白経験が78.7%(同社2015年6月「恋愛とSNSに関する意識調査」)ということも加味すると、チョコを渡すタイミングで告白せず、その日の夜や別の日にLINEで告白するというパターンが多いのかもしれません。
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