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周りが自分よりも優れて見えてしまい、つい他人と自分を比べてしまいます(写真:node / PIXTA)
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こんばんは。こうなりたい、と思える理想のような人がいない一方で、なぜか何かと人とばかり比べてしまう自分に悶々としています。
現在26歳の会社員で、大手企業に勤めてます。仕事をしたり生きていくうえで、目標となるような完璧な上司や先輩がいないことが悩みの一方で、つねに周りと比べてしまう自分がいます。
たとえば仕事のスピードや上司からの評価、任される仕事、人生観など、何においてもなぜか周りが自分よりも優れて見えてしまい、日々、誰かと自分を比べてしまいます。とはいえ、誰かのようになりたいのかというとそうでもなく、そのギャップに苦しんでいます。
心の中でどう整理をすればよいのでしょうか? そもそも自分が弱いのがいけないのでしょうか? 相談させてください。
会社員 後藤
人は自信がない分野で他人と比べる
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「自分は自分以外の人間にはなれない」。この当たり前であるものの、忘れられる傾向にある原理原則で自分を見つめ直しましょう。そして人生における主語を自分自身に設定し直すことが大切です。
仕事ができる人がいればあこがれる、人生を楽しんでいそうな人がいればあこがれる。多くの人が持つ感情でしょう。
ではなぜあこがれるのでしょうか? 仕事ができる人を見てあこがれるのは、自分が仕事ができないからでしょう。人生を楽しんでいそうな人を見てあこがれるのは、自分が人生を楽しんでいないからでしょう。このように、自分ができていないことや自信がない分野において、人と比べたがる傾向にあるのではと思います。
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