任天堂「スイッチ」が覆すTVゲームの遊び方 画面だけではなく相手を見ることも必要に
期待の最新ゲーム機「Nintendo Switch」が、3月3日に2万9980円(税別)で発売されることが明らかになった。東京ビッグサイトで実際に同機に触れ、遊べる体験会も開催された。
ゲーム体験の大変革
最初に登壇した同社取締役社長の君島達己氏が製品の概要を発表。発売日は2017年3月3日。2万9980円(税別)という価格が明らかになった瞬間に、会場からは大きな拍手が起こった。北米では299.99ドルで発売する。
スマートデバイスと連携するオンラインサービスを導入し、友達の招待やプレイの待ち合わせ、ボイスチャットなどが可能となる。このサービスは発売後しばらくは無料で提供されるが、今秋以降には有料化を予定しているという。
また、販売地域によってプレイできるゲームを制限する「リージョンロック」を見直し、Nintendo Switchではこのロックをかけないことが決定している。
1983年に発売された「ファミリーコンピュータ」以降、任天堂はゲーム機をリリースするたびに、プレイヤーに新鮮な驚きと感動の体験を与えてきた。カートリッジ式のゲームを屋外でプレイできるようにした「ゲームボーイ」。振動するコントローラーとアナログスティックで臨場感を演出した「NINTENDO64」。タッチパネルとデュアルディスプレイの可能性を世界に知らしめた「ニンテンドーDS」──。
同社取締役 常務執行役員の高橋伸也氏は、自社を「娯楽を追求する会社」であると表現した。Nintendo Switchは、娯楽追求のDNAを受け継ぎ、それをしっかりと詰め込んだゲーム機に仕上げたという。