任天堂「スイッチ」が覆すTVゲームの遊び方 画面だけではなく相手を見ることも必要に
Nintendo Switchの最大の特長は、ビデオゲームのプレイスタイルをその名のとおり「スイッチ」できる点だ。テレビにつないで据え置き機として遊ぶ「テレビモード」、タッチスクリーンを備えた本体のスタンドを立てることでテレビのない場所でも遊べる「テーブルモード」、そして本体にコントローラーの「Joy-Con」を装着し、外出先でも楽しめるようになる「携帯モード」。
「ゲームの遊び方」のイメージを根本から覆す
従来の「ゲームの遊び方」のイメージを根本から覆すであろうインターフェースが、このJoy-Conだ。「スーパーファミコン」からの伝統となっているABXYボタン、押し込み可能なスティック、方向キーに加え、いくつかの新しいギミックが搭載されている。
まず右側にはNFCリーダー/ライターが備わり、同社の周辺機器「amiibo」などのデータの読み書きが可能となった。左側の方向キーの下にある四角形のボタンはゲーム画面を撮影するためのもので、撮った画像は各ソーシャルメディアに投稿することもできる。特定のシチュエーションのキャプチャー画像を募るコンテストなども開催できそうだ。将来的には動画にも対応していくという。
さらに距離の計測、物の形や動きを読み取る「モーションIRカメラ」を内蔵。手に持ったグラスに水が注がれる感覚もリアルに体感できる「HD振動」にも対応する。
基本的には左右一対のJoy-Conだが、片方を相手に手渡して対戦や協力プレイをすることもできる。総合プロデューサーの小泉歓晃氏は、これを「おすそわけプレイ」と命名。この遊び方は、ゲームが現実世界の人同士を繋げるツールとなり得る可能性を示している。